Doctors Me(ドクターズミー)- ペットの食欲がない…そんな時の飼い主の適切な対処法は?

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ペットの食欲がなくなることはよくあります。原因はさまざまですが、大きな病気が隠れていることもあります。急いで受診すべきかどうか、判断に迷うこともありますね。

今回はペットの食欲がないときどうすればよいか、獣医師に聞いてきた話をお伝えします。

状態をよく観察しましょう

食欲がない症状は、一時的なこともあれば、回復するのに数日かかることもあります。

どの程度食欲がなくなってますか?普段の半分以下で幼齢、高齢なら動物病院で診てもらいましょう。若齢でも他の症状が併せてある場合は受診した方が良いでしょう。

【その他の症状の例】
・下痢
・嘔吐
・尿が出ない、色がおかしい
・元気がない
など

他にも症状がないか注意してみてみましょう。

病院へ行くことがストレスに?

急いで受診すべき状態か、いずれ何らかの処置が必要な状態か、自宅で静養させた方がいいのかを見極めてください。人と違いペットは病院での検査や治療の必要性を理解できません。「なぜこんな目に合わなくてはいけないの?」と疑問に思っているのです。必要ないのに、病院へ行くことでストレスを与えては逆効果です。

待ち合い室が騒がしかったり、待ち時間が長かったりして、病院に行く行為がストレスをかけることもあります。小さなケージの中で長時間待つのは苦痛です。中型犬、大型犬は可能なら車の中で待たせてもらいましょう。

また、猫は犬の気配を感じただけで緊張、警戒することが多く、完全室内飼いの猫の場合、外出自体がストレスです。ストレスは治療効果や回復するまでの時間にも影響するので、なるべくストレスをかけないように気を付けてください。

原因に心当たりはありませんか?

食欲がなくなったことに心当たりがあるなら、まずはそれを改善してみましょう。

1. フードの変化
ご飯やトッピングを突然変えると食べないことがあります。

2. 異物を食べた
何でも拾い食いするタイプは異物で胃腸を傷つけていたり、閉塞を起こしているかもしれません。また、散歩中や庭で肥料や殺虫剤、殺鼠剤、害虫駆除薬など有毒なものを口にした可能性はありませんか?

3. けがや病気の痛み
身体のどこか痛み を感じていると食欲がなくなることもあります。抱き上げた時に鳴いたり、いつもは上ったり下りたりするソファや階段などを避けていませんか?

4. 恐怖心などのショック
恐怖心を抱いた時、食欲がなくなることがあります。今まで聞いたことのない大きな音、幼齢なら掃除機やテレビ、CDなどの機械音、また大人になっていても雷の音、台風や低気圧の時の激しい風雨などに恐怖心を抱きます。

5. 人離れの変化
大好きな人がいなくなった場合などです。たとえば、長期の入院や出張での留守、家族のだれかが結婚して家を出て行った、出産後忙しく以前よりかまえなくなった等、人が離れると精神的に落ち込み、食欲がなくなることもあります。

獣医師からのアドバイス

成犬は4〜5日食べなくても問題ないことが多いですが、猫は3日食べない日が続くと回復できないことがありますので、何か口に入れるように工夫して食べさせてください。固形物が無理ならつぶしてドロドロのお粥状にしてスプーンやスポイトで食べさせたり、ミルクやスポーツ飲料、砂糖水、ハチミツなどを与えてみましょう。ただし、体に合わないとわかっているものはやめましょう。

(監修:Doctors Me 獣医師)