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日立製作所(以下、日立)は10月27日、人の行動の計測と、その属性(特徴)の推定をリアルタイムで高精度に行う技術を開発したと発表した。

同技術では、一台のカメラの左右に2つのレンズを取り付けたセンサーで同時に左右2枚の写真を撮影でき、その視差により奥行き方向の情報を取得することで立体的に空間を把握できる「ステレオカメラ」にて取得した3次元データの解析により、混雑した空間における人の行動のリアルタイムかつ高精度な計測を実現。

加えて、人とその周囲に関する3次元データを分析することで、たとえば、ベビーカーや車いすなどを認識し、子ども連れの顧客や介護を要する高齢者など、人の属性を推定することが可能となった。

同社によると、近年、センサー技術の進展やビッグデータ解析などの情報処理能力の向上によって、人の集まる空間で発生する、人間行動をはじめとする大量のデータを統計的に解析することで、利便性の高いレイアウトを実現するなど、空間の価値を高める取り組みへの期待が高まっているという。

また、個人の行動データに、年齢層や子ども連れなどの属性データを組み合わせて解析することで、多様化する個人のニーズに応じたサービスの提供が期待されており、特に、高齢化や少子化、障がい者の負担低減などの社会問題に対し、QoL(Quality of Life : 生活の質)の向上を実現するサポートサービスへのニーズが高く、このたびの開発に至ったようだ。

同社は今後、マーケティングをはじめとするさまざまな分野における同技術の活用を目指していく。