新型iMac登場! 何が変わった? 全4世代徹底比較
 2015年10月21日、アップルから新しいiMacが発売された。液晶サイズは21.5インチと27インチの2モデルと前モデル同様だが、ディスプレイがRetinaとなり、21.5インチで4K、27インチで5Kの解像度となっている。

 実物を見ると前モデルとデザイン的に違いは感じられないが、ディスプレイの高解像度には目を奪われる。しかし、4世代目となるこのiMac、実際にどんな点が変わったのだろうか? そこで今回は、初代から4世代目となる新型iMacまでをたどり、その進化の過程を覗いてみることにする。

◆初代iMacはかわいらしいデザインで人気

 iMacの歴史は1998年に始まった。15インチCRT一体型の初代iMacは、そのデザインがかなり話題となり、人気機種となった。初代はボンダイブルーと呼ばれるカラーのみだったが、スペックが上がった新モデルが出るたびにカラーバリエーションが増えて、カラフルなMacとして女性にも人気だった。ちなみに筆者は、フラワーという花柄模様のモデルを購入して使っていた。

 CPUはPower PC G3(750)を搭載。メモリは32MBというところに時代を感じるが、当時としては必要十分なスペック。シックなカラーのグラファイトなどはオフィスにも置かれていた。

 OSは Mac OS 8.1。いわゆるクラシック環境だ。スペックの高さなどよりも、かわいらしいデザインとカラーバリエーションが豊富というのが印象的な機種だ。

◆お餅のような2代目iMac

 iMac G3の後継機種として登場したのが、2002年2月発売のiMac G4だ。ディスプレイに15インチ液晶を採用することで、本体が薄くなった。液晶ディスプレイを支え、本体の基盤があるベース部分は白く丸いデザインのため、一部の愛好者からは「お餅」と呼ばれていた(筆者の周りだけかもしれないが)。

 この時期は、Mac OSの転換期でもあり、モデルによりMac OS 9.2とMac OS X 10.1が選べた。Mac OS 9とMac OS XではOSの互換性がなく、大半のソフトがMac OS Xへの対応が遅くなっており、Mac OS 9が人気だった。特に、一部のDTPソフトやDTMソフトの対応が遅れたため、Mac OS Xが主流になった後も、Mac OS 9を使い続けている人も多かった。

 ディスプレイサイズも大きくなったことで、ビジネス用途だけではなくクリエイティブな用途にも使われ始めたのも、このiMacから。当時、よくおしゃれなカフェに展示されていたのを覚えている。

◆3代目iMacで現在の形に近づいた

 2004年9月には、3代目iMacが登場。お餅のベース部分がなくなり、液晶パネルの裏側にマザーボードなどを収めることで、よりスマートなデザインとなった。

 このモデルより、17インチ、20インチ、後には24インチとディスプレイのサイズが選べるようになった。また途中からCPUがIntel製のCore Duoになり、Power PC搭載機種は終焉を迎えた。

 デザイン的には、2007年に登場する「iMac」の原型とも言える形になっており、そのデザイン思想は現在の最新iMacにも受け継がれている。

 この後、アルミボディを採用したiMacが登場。初期はSuperDriveが搭載されていたが、BDドライブが搭載されることはなかった。

 筆者はこの原稿を、SuperDrive搭載のiMac 21.5インチモデルで執筆している。普段メインマシンにしているMacBook Pro Retina 15インチが故障してしまい修理に旅立っているので、久しぶりに使ってみているのだが、動作がもっさりしているものの、まだまだ現役で使えると思う。

 ちなみに、ネットオークションなどでは、最後のSuperDrive搭載機種ということで、比較的高値で取引されているようだ。

◆最新iMacは薄くて高解像度、しかもデザイン性が向上

 iMacは、その後光学式ドライブを排除し、より薄型のボディを採用。そして、2015年10月に登場したiMacは、21.5インチモデルに4K Retinaディスプレイ、27インチモデルに5K Retinaディスプレイを搭載。圧倒的な高精細な描写が楽しめるようになった。