“給食費未払い問題”どう思ってる?子を持つ親のリアルな声

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学生時代の楽しみといえば、“給食”ですよね。

しかし、そんな無邪気な子どもの思いとは別に、給食費を支払う親の立場においては、バランスのよい食事が提供されてありがたいという意見がある一方で、給食費の未払い問題も大きく取り上げられています。

文部科学省の調査によると、平成24年度の給食費未納額は全国でなんと4500万円。

今年7月には埼玉県の中学校が「未払いの生徒には給食を停止する」と通知し、大きな議論になりました。

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そこで今回、主婦100人に“給食の是非”と“未払い問題”について聞いてみました。
小学校の給食は必要だと思いますか?
YES     95人

NO­­      5人

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95%の人が小学校の給食は「必要」と回答。共働きの家庭も増えている昨今では、子どもの昼食を学校が賄ってくれるのはありがたいですよね。

「家庭ではなかなかできない栄養バランスを考えてくれるのでありがたい」という意見も多数あるなか、「NO」と回答した人の意見では「給食費未払いを防止する意味でも、お弁当にすべき」というものが主でした。

では、その“給食費未払い”については、みなさん具体的にはどのように考えているのでしょうか?
“給食費未払いの問題”についてどう思いますか?
▼払えないなら差し止めるべき

・「厳しいようですが、その子だけお弁当にしてもらえばよい。そのくらいしないと、支払いを正当な理由もなく拒み続けている人には伝わらない。そんな親を持つ子ども達が可哀想」

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・「きちんと払えないなら、給食を与えないようにするべきだと思う。子どもに食い逃げを教えては駄目」

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▼払えるのに払わないのはおかしい

・「給食費を払えないほどの貧困者がそんなにいるとは思えないです。学校側も食べさせないわけにいかないし、給食費を払わない親が強気すぎる」

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・「本当に払えない人は収入を提示して援助を申請できるのだから、それに該当しない人は絶対に払うべきだと思う」

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・「悲しい気持ちになる。ほかのものよりも優先させて支払うべきだと思う」

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▼対応策が必要

・「未払いの理由はいろいろだと思いますが、未払いの金額が増えれば増えるほど払わなくなるのではないかと思います。なので、早めの対策が肝心なのではないかと思います」

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・「子どもに給食を出さないのは、罪のない子どもに不利益になるので、支払い能力がある家庭であれば保護者の給与を差し押さえたりなど手立てを考えてほしい」

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▼払えない家庭もあるのでは?

・「ちゃんと払うのが義務だと思うけれど、どうしても払えない家庭もあるのも事実だし、難しい」

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・「払えない家庭は仕方ないが、支払い能力があるにもかかわらず払わない家庭には法的処置が必要です。ただ、そもそも給食費を無料にしてもいいのではないかとも思います」

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ほとんどの人が「信じられない」「絶対に払うべき」とする一方で、「貧困化が進む中で払えない人もいる。無料でもいいのでは?」という意見も聞かれました。

低所得者には自治体の給食費免除などの制度もあるので、本当に払えない人は少ないのではないか? という推測から、全体的に厳しい意見になったよう。

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埼玉県の給食停止通知の件でも、「提供停止」を言い渡したところ、全家庭から未納金が回収されて実際には停止にまでは至っていません。

子どもにどこまでシワ寄せするかは意見が分かれるところですが、子どもの貧困が6人に1人といわれている現代の日本で、給食費の問題もまた大きな社会問題のひとつといえそうです。

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文/吉田直子

※暮らしニスタ編集部が既婚女性100人を対象に行ったアンケート調査より

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