iPhoneも充電できるカラフルな燃料電池モバイルバテリー発売へ 地球に優しい水で発電するエコ電池

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朝の通勤や通学、日常でスマホを使いまくっている人にとって、スマホの電池の持ちは毎日気になるものだ。1日中チャットやビデオを見ていれば、午後にはスマホの電池が空になってしまうこともある。

最近ではモバイルバッテリーをスマホと一緒に持ち歩いている人も多い。
だがモバイルバッテリーは充電を忘れてしまえば使えない。自宅にスマホの充電ケーブルが1本しかない場合など、モバイルバッテリーの充電を後回しにしてしまい、ついつい充電を忘れてしまうこともあるはずだ。

そこで登場したのが燃料電池を使ったモバイルバッテリーだ。
MyFCからまもなく発売される『Jack』は、水と塩で発電するという不思議なモバイルバッテリーなのだ。


燃料電池を使うモバイルバッテリー、Jack


Jackの大きさはスマホサイズ。毎日楽に持ち歩ける。
JackにはUSB端子がついており、そこにケーブルを接続してスマホを充電できる。
だがJackは中が空洞でこれだけでは利用できない。別途提供される板型の『PowerCard』を差し込んで使うのだ。

このPowerCardは内部に燃料電池が入った、入れ替え式のバッテリーパックなのである。
燃料電池とは化学分解で発生する水素を使って発電する電池のことを言う。PowerCardの内部には水と塩と触媒などが入っており、Jackに差し込むと発電を開始するのである。


外側のJackにPowerCardを差し込む。どちらも複数のカラバリがある


予定価格はJackが100ドル以下、PowerCardも2ドル程度とかなり安い。
またJackもPowerCardもいくつかのカラバリが用意されており、着せ替え感覚で使うこともできる。複数の色のPowerCardを買っておき、その日の気分でどの色を使うかを決めるのも楽しそうだ。

燃料電池の最大のメリットは、家庭のコンセントからの充電がいらないことだ。
PowerCardをカバンの中に入れておけば、使いたい時だけJackに差し込んですぐにスマホを充電することができる。またPowerPackは飛行機の中でも利用できる安全設計になっているという。旅行中など、いつどこでスマホを充電できるかわからない場所に出かける際に持っていくと便利だろう。登山などのアウトドアでも活躍しそうだ。


海でも山でも充電可能、iPhoneの充電切れの心配も無くなる


PowerCardは1枚でスマホ1台を充電できるだけの容量を持っているという。まずはヨーロッパで販売される予定だが、日本でも様々なシーンで利用できるだけに発売を期待したい。


山根康宏