一日中、立ちっぱなしで疲れてしまった時など、「足がほてって眠れない」という経験は誰にでもあると思います。でも、それが長時間にわたって続くなら、足の疲れ以外に原因があるのかもしれません。場合によっては、燃えるような熱さを感じたり、耐えられないほどの痛みを感じたりすることもあります。足の異常は、体や心のSOSサインかもしれません!

なんと、冷え性でも「足のほてり」の原因になる

意外かもしれませんが、血行障害が原因で起こる冷え性は足のほてりの原因になります。足は重力の関係で血液が溜まりやすい部位です。心臓から最も離れた場所にあることもあり、血行障害があると足まで運ばれた血液が心臓まで戻ってこれず滞ってしまいます。熱が足まで運ばれない状態が「冷え性」で、足の熱が発散できない状態が「ほてり」なのです。血行障害が原因のほてりなら、睡眠前に入浴をしたふくらはぎをマッサージすることで解消できます。ほてりは熱さを伴いますが、熱いからといって冷やしては、さらに血管が収縮してしまい逆効果です。

放っておくと怖いストレスによる「足のほてり」

心身のストレスが体に与える影響は大きく、自律神経の乱れという形で現れることもあります。自律神経には交感神経と副交感神経があり、時間帯によって切り替わることによって体の機能を維持しています。ストレスが大きくなり自律神経が乱れると、情緒不安定や鬱などの心の症状となる場合や、のぼせ・ほてり、過呼吸など体の症状として現れる場合があります。不規則な生活やバランスの悪い食生活によってホルモンバランスが乱れることも自律神経の不調につながります。足がほてって眠れないようなとき、自律神経失調症かもしれない思ったら、ストレスが溜まっていないか確認してみましょう。

患者が急増している「レストレスレッグス症候群」

別名「むずむず脚症候群」とも呼ばれるレストレスレッグス症候群は、夕方から朝にかけてひどくなる足の不快感が特徴です。足のほてりや痒みを感じる場合もありますし、ひどくなると足に虫が這うような感じがあり、足がむずむずして眠れないことも少なくありません。鉄分の不足による神経障害とも言われていますが、原因が特定されているわけではありません。最近ではレストレスレッグス症候群の患者が急増しています。疑わしい時は専門の医師に相談しましょう。


writer:岩田かほり