“最初で最後のビッグチャンス”に賭けるMF関根「死にもの狂いで頑張る」

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 初となる手倉森ジャパン招集。MF関根貴大(浦和)は「最初で最後のビッグチャンスだと思っています」と今回のトレーニングキャンプで、すべての力を示そうと決意を固めている。

 昨季、下部組織から浦和のトップチームに昇格した関根は、初年度で21試合2得点を記録。2年目を迎えた今季は第1ステージ途中から先発の座を奪って16試合4得点の記録を残し、ステージ優勝に大きく貢献するなど、20歳ながらも浦和の主力としてプレーしている。しかし手倉森ジャパンには縁がなく、なかなか招集はされず。だが、今回の佐賀合宿でついに初招集を受けた。

「素直にうれしかったです」とメンバー発表時を振り返りつつ、関根は五輪への強い思いを語っている。「五輪出場は自分の中で立てている目標の一つですし、そこに行けるチャンスが自分に舞い降りてきたと思います。そのチャンスをつかめるか、つかめないかは自分次第なので、五輪への道を開けるように5日間、死にもの狂いで頑張ります」。何が何でもこの代表に残る――。熱い眼差しはそう語っているようだった。

 そして初めて迎えたトレーニングキャンプでは、狭いエリアでのボールタッチで技術の高さを示すなど自らをアピール。手倉森誠監督も、「堂々とプレーしているし、ミスが少ない。ボールの収まりと、はたくタイミングがものすごくいいと思いました」と評価した。

 第1ステージ王者・浦和の主力選手。自然と期待は高まるが、本人に慢心はなく、「最初で最後のビッグチャンスだと思っている」と表情を引き締める。5日間という決して長くはないトレーニングキャンプで、「ゴールやアシストなど目に見える結果は求められると思いますが、その中で他の選手との違い、自分にしかできないプレーを見せていきたい」と静かに闘志を燃やした。

(取材・文 折戸岳彦)