秋も深まり朝晩は寒さも厳しくなってきました。この時期から悩ましいのが体の冷え。特に「下半身型冷え症」は、女性だけでなく男性も多い冷えのタイプです。ここでは下半型冷え症の原因と対策について考えてみました。

下半身型冷えはなぜ起こるの?

下半身型冷えは、下半身の血流が悪くなって足が温まらない冷え症です。上半身に血液が集まり、下半身は冷えているのに顔がほてってしまうことも。このタイプの冷え症には、「梨状筋(りじょうきん)」が関わっています。この筋肉はお尻にあり、あぐらをかくときのように股関節を外側にひねるときに使う筋肉です。脚の血流を調整する坐骨神経が通っていて、梨状筋が硬くなることで、坐骨神経が圧迫されて血管が収縮するので、血流が悪くなるのです。梨状筋が硬くなる原因としては、座りっぱなしで同じ姿勢を長時間続けることや、運動不足、加齢が挙げられます。

梨状筋を動かして冷え症改善

「骨盤歩き」は梨状筋を動かすのに有効です。床に座って脚と膝をまっすぐに伸ばし、左右の足を交互に前に出しながら骨盤で前進していきます。負荷をかけたいなら、両脚の間を少し開くようにしましょう。ストレッチも効果的です。梨状筋を伸ばすには、まず椅子に座って右足のももの上に左の足首を乗せます。くるぶしを右手でつかんで押さえ、左の足のひざを左手で下に押し下げるようにして5秒程度静止します。次に足を換えて行ってください。このストレッチを行ってみて、お尻に痛みやつっぱり感がある人は梨状筋が硬くなっていると思ってください。1日2回程度このストレッチを実行してみましょう。男性だったらオフィスでも手軽にできそうですね。仕事中にできない人や朝起きたときや就寝前にベッドでストレッチすれば、毎日忘れないで継続できます。

下半身冷えと梨状筋の関係、いかがでしたか? 寒さが増す時期ですから、体を温める食べ物を摂ることも意識して、冷え症を改善したいものですね。


writer:松尾真佐代