第3の大画面薄型テレビとして発売されるリアプロジェクションテレビ(撮影:吉川忠行)

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日本ビクター<6792>は7日、東京都中央区の時事通信ホールで記者会見を開き、大画面薄型テレビ「ビッグ・スクリーン・エグゼ」シリーズを5月に国内で発売すると発表した。同シリーズは独自開発の「D−ILAデバイス」を採用したリアプロジェクション(背面投射型)テレビで、同社は液晶、プラズマに続く「第3の大画面薄型テレビ」と位置づけている。

 北米では昨年7月に発売され、予定販売台数は下回ったもののすでに同シリーズが6万台売れた。プロジェクションテレビはこれまで国内では不人気だったが、放送のデジタル化や画質の改善で、同シリーズが競争力を持つと同社は判断した。今後は17−40インチは液晶、40−50インチはプラズマ、50インチ以上はプロジェクションと、サイズで方式を分け、「ディスプレー事業をより収益性の高いものにしたい」(土屋栄一専務)という。

 同シリーズの主な特徴は◆プラズマテレビより画面が明るく、また、肌の色などを独立補正できる機能により自然な色調が再現される◆ブラウン管や液晶テレビより消費電力が少ない◆音声の信号処理で会話の大小と速度を調整し、聞きやすい音声を再生する――など。

 ビクターによると、子どもが独立した50代ぐらいを新商品のターゲットとしており、「独占できる大画面」を楽しんでほしいという。今期は、日本で2万台、北米26万台、その他2万台の計30万台を販売目標に掲げ、量産体制確立のために、すでに40億円を投じた。【了】

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