ついにGoogleが参戦。群雄割拠の定額制音楽配信サービス、どれを選ぶべき?
 9月3日、Googleが『Google Play Music』をスタートした。月額980円を支払うことで対象の楽曲が聴き放題となる、定額制の音楽配信サービスだ。同種のサービスは群雄割拠の状態であり、Appleが7月に開始した『Apple Music』をはじめ、日本発のサービスも生まれている。代表的な5つの定額制音楽配信サービスについて、その特徴をまとめた。

◆3,500万曲が聴き放題『Google Play Music」

 Googleが提供する「Google Play Music」。さすがネット界の巨人とも言える企業だけあり、曲数もクラウドサービスも規模の大きさが目を引く。ラインナップする曲数は3,500万曲以上あり、ソニー・ミュージック・エンターテイメントやユニバーサルミュージックなど国内外200レーベルが参加。邦楽の充実度も高い。

 さらに、クラウドサービス「Google Play ライブラリ」を利用することができ、ユーザがすでに持っているデジタル音源を最大5万曲までアップロードすることができる。外出先でも、家と同じライブラリから曲を聴けるわけだ。5万曲といえば、CDアルバム1枚につき10曲としても5,000枚もの量になる。部屋にあるCDラックと相談してみてほしい。

 ユーザの好みを学習して自動的に曲をおすすめするレコメンド機能や、スマートフォン上に曲をダウンロードして、圏外でも楽曲が楽しめるオフライン再生機能など、他の音楽配信サービスが備える機能も一通りある。さすがGoogle。そのサービスに死角なし!

◆“人力”を活用する『Apple Music』

 Appleが提供する『Apple Music』のラインナップは3,000万曲以上。Googleよりやや少ないし、一部の主要な国内レーベルが参加していない物足りなさもある。それを補うのが、随所に加えられた「人の手」だ。

 各ジャンルに精通したプロたちを編集に配置しており、プレイリストやレコメンド機能にその情報力を活かしている。例えば、アーティストが影響を受けた音楽や、シーンを代表する楽曲、バンドメンバーの移籍までも考慮してプレイリストが作られているのだ。つまり、自分の好みに合う楽曲が「発掘」されやすい。

 また、ラジオ「Beats1」ではDJによる24時間の生放送を流している。ロンドン・ニューヨーク・サンフランシスコの3局をリレーしているため放送は英語だが、聴き流すだけで最新の音楽シーンに触れることができる。ここにも人の手がかけられている。

◆音楽版Instagram『AWA』

 学生時代、好きな曲を並べてオリジナルのプレイリストを作ったことがある人もいるだろう(カセットかCDかMDかで世代が分かれるが)。

 サイバーエージェントとエイベックスが立ち上げた、日本発の定額制音楽配信サービス『AWA』。“ソーシャルネットワーク色”が強いのが特徴だ。登録ユーザはプレイリストを作成して、AWA内で公開することができる。世界中に自分のセレクトしたセットリストを聴いてもらうことができるわけだ。

 また、アーティストが自身の曲をプレイリストにして公開したり、アイドルなど芸能人が作成したプレイリストが並んだりしているのも特徴のひとつ。さながら“音楽版Instagram”といったところである。

◆友だちとシェアする『LINE Music』

 気になる女の子から、LINEで西野カナの「好き」が届く。この夏に放送された『LINE Music』のCMである。邦楽を中心に200万曲以上をそろえる『LINE Music』の最大の特徴は、もちろん「LINE」との連携だ。

 LINE Musicから楽曲をLINEに「シェア」すると、トーク画面にスタンプのように楽曲が投稿される。楽曲をタップすればその場で30秒ほどの試聴が可能。「これ聴いてみて!」と友だちにオススメすることもできるし、CMのように今の気持ちを曲で伝えることもできる。音楽をコミュニケーションのツールとして扱えるのが、他のサービスと異なるところだ。