写真集「HARI LAHIR REI’S DAYS」より

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 来年7月の参院選に向けて、芸能界でも目玉となる“タレント議員”候補者の存在がささやかれている。先日は安保法案反対デモへの参加で注目を集めた石田純一(61)など、早くも名前が取り沙汰されている人物も存在するなか、自民党が“目玉タレント議員”候補として白羽の矢を立てたのは、あの女性キャスターだそうだ。

 現在自民党では、東京選挙区の有力候補を選定中と言われるが、10月22日発売の『週刊文春』(文藝春秋)によると、現在『とくダネ!』(フジテレビ系)でメインキャスターを務める菊川怜の名前が浮上しているのだという。

 菊川といえば、東京大学卒のインテリ女性タレントとして、所属のオスカープロモーションのみならず芸能界でも特別なポジションに立っている。モデルや女優としては大ブレイクこそしなかった彼女は、『とくダネ!』メインキャスターでようやくポジションを得た感が強い。

小倉智昭との微妙な関係も見納めか

 菊川は選挙前になると必ず名前が浮上する“タレント候補者”ではあるが、周囲を含めて本人たちはこうした報道にかなり敏感にならざるを得ないようだ。テレビ局プロデューサーが解説する。

「選挙に出馬する人間をテレビに出演させることは、公職選挙法に引っかかってしまう危険性と常に隣り合わせ。場合によっては報道が出る前の“ウワサ”の段階から、各番組と政治部が相談を行い、出馬の可能性有りと判断されれば降板を打診するといったケースさえあります。そのタレントが本気で出馬を目指しているならまだしも、要請や連絡があっただけでレギュラー降板、という例もない訳ではない。報道が出ること自体が厄介事となるのです」

 さらに、該当者が情報番組のコメンテーターやキャスターの場合は、

「ただでさえ『いつか出馬する可能性は高い』ポジションであるため、そうした報道には相当慎重になります。菊川に関しても、自身はまだレギュラーを続ける意向だったとしても、メインキャスターの座を追われてしまう可能性さえあります」(同プロデューサー)

 今回の『文春』記事によれば、『とくダネ!』には来年3月での打ち切り説も根強く伝えられており、そうなれば菊川は芸能界でのポジションを再び失ってしまう。そのため、今回の出馬要請は渡りに船なのかもしれない。

 2012年7月に中野美奈子アナ(35)とバトンタッチ後、小倉との微妙な関係が度々報じられ、時には降板説も浮上していた菊川だが、いずれにせよ『とくダネ!』での姿は来年早々に見納めとなってしまうかもしれない。

(取材・文/一樹守)