Doctors Me(ドクターズミー)- 昭和の健康法「乾布摩擦」ってホントにいいの?

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乾布摩擦というと「そういえば小学校で冬にやらされた思い出がある」とか「アニメでおじいさんがやっていた」とか、ちょっと古臭いイメージがあるかもしれません。でも、最近海外でも「dry skin brushing」として注目されている健康法なんです。インド医学の教典『アーユルベーダ』にも体を布で擦る治療法が記載されています。

そんな古くて新しい乾布摩擦に期待できる効果や乾布摩擦のやり方について、医師に聞いてきたお話をお伝えします。

乾布摩擦に期待できる効果

1. 冷え性改善と免疫力
乾布摩擦では、皮膚表面の自律神経を刺激することで自律神経の不調や冷え性、免疫力低下などに効果的といわれています。日本では古くから子どもの風邪予防やぜんそくの改善を期待して行われてきた経緯があります。

2. 体臭改善
血行が良くなることで汗が出やすくなります。そのため匂いの少ないさらっとした汗が出るようになり、体臭改善が期待できます。

3. むくみ改善・デトックス
リンパマッサージにもなるのでむくみの改善やデトックス効果が期待できます。リンパマッサージは体の末端から中心に向けて行うのが基本ですので、乾布摩擦にもリンパの流れの向きを意識してもいいかもしれません。

4. 角質を落とす
古い角質がこすり落とされることで、その後使用する保湿剤が染み込みやすくなる可能性があり、海外の多くのスパでdry brushingがメニューに加えられています。

5. リラックス
血流が良くなり体温が上がることでリラックス効果も期待できますので、眠る前にベッドの中で行うのもよいでしょう。

乾布摩擦のやり方は?

日本では、その名のとおり乾いた布で体をこすることを指しますが、海外では、タオルよりも体洗い用の棒付きブラシが使われるようです。こする部位は、首の後ろや背中が多いですが、衣服から出ている手足だけでもよいでしょう。

乾布摩擦というと、寒風吹きすさぶ中、上半身裸でやるというようなイメージあるかもしれませんが、かえって風邪をひいてしまう可能性があり、おすすめできません。暖かい屋内で10分程度行うことから始めてください。

お風呂でお湯に浸したタオルを固く絞って数分こするのもいいですが、血流が良くなりすぎると立ちくらみやのぼせを起こすことも考えられます、入浴前後の乾布摩擦はやり過ぎないように注意してください。

乾布摩擦で注意すること

皮膚に赤みやただれ、できものがあったり、かさつき・かゆみがある場合、強くこすることは皮膚の状態を悪化させることになるので、そういう場合は控えてください。乾布摩擦でこすることが多い背中や首は、普段衣服で保護されていて、肌のトラブルが生じにくいために、昔から背中や首の乾布摩擦が行われていたのかもしれません。

ナイロンタオルなどの化学繊維で強くこすると、接触皮膚炎を起こすこともあります。乾布摩擦には、木綿のタオルや手ぬぐいを使うようにしてください。はじめは薄手の衣服の上からこすり、皮膚を直接刺激しないようにするのもいいでしょう。

医師からのアドバイス

乾布摩擦は、タオルさえあればいつでも誰でもできる健康法として、今再び注目を集めています。寒くなる季節に向けて、今日から始めてみてはいかがでしょうか。

(監修:Doctors Me 医師)