Doctors Me(ドクターズミー)- 成長期に体を鍛えると、背が伸びなくなる!? これって本当?

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育ち盛りの子どもにはたくさん運動をして、丈夫な身体をつくってほしいですよね。スポーツは子どもの習い事としても大変人気です。でもかえって背を伸ばす妨げになってしまうのでは? と心配する声も聞こえてきます。

そこで今回は、どんなことに気を付けて子どもに運動を楽しんでもらえればよいのかについて、専門の医者に話を伺いました。

大切なのは犢“の成長

まず、身長が伸びるためには骨が伸びる必要があります。子どもの骨の端には骨端軟骨という部分があり、その骨端軟骨が成長することで、骨が伸び、身長が伸びます。大人になると、柔らかかった骨端軟骨は固い骨へと骨化して、成長が止まります。この成長期の骨端軟骨は成長に不可欠であるものの、軟骨であるため柔らかく、障害を受けやすい部分になります。

動物実験では過度な運動負荷で骨の成長が遅延したという結果がでているものがあります。そのため、ウエイトトレーニングなどの過度な負荷を長期間かけると、骨の成長を妨げる可能性は考えられます。また、長距離走などで消費カロリーが多い運動をして、その分食事で補うことができないと栄養不足で成長を妨げる可能性も考えられます。疲れて夕飯も食べないうちに寝てしまうなどどいう、過度な運動は控えましょう。

気を付けたいこどものスポーツ外傷

スポーツによって骨端軟骨が障害される、子ども特有の病気があります。代表的なものをご紹介しましょう。

・リトルリーガーズショルダー(野球で肩を痛める)
・野球肘
・オスグッド病(サッカーなどで膝を痛める)
・腰椎疲労骨折(野球のスイングなど)
・シーバー病(サッカーなどでかかとを痛める)

早期に治療を始めれば、回復後スポーツを再開できるものが多いですが、重症になると手術が必要になることもあります。子どもが痛みを訴えた場合は、早めに受診しましょう。

背を伸ばすのに牘親亜箸老腓せない!

ここまで、運動によって心配される障害について解説してきましたが、その一方で、以下の面で子どもの成長には運動が欠かせないともいえます。

・成長ホルモンの分泌
成長ホルモンは運動によって分泌が促されます。
・睡眠
運動により熟睡することができ、睡眠中に成長ホルモンを分泌します。
・栄養摂取
運動により食欲が増進して、栄養摂取につながります。

医師からのアドバイス

適度な運動は、子どもの成長に欠かせないものです。通常、子どもが学校や習い事でおこなうような運動に対して神経質になる必要はありませんし、近年は運動不足で骨密度が低くなり骨折しやすい子どもが増えているともいわれています。

痛みがある場合は早めに整形外科を受診し、医師の診察を受けましょう。身長に関しては、両親からの遺伝や生活環境が影響しますが、病気によるものもあります。低身長の場合は、小児科で相談してみるのもよいかもしれませんね。

(監修:Doctors Me 医師)