▽チャンピオンズリーグ(CL)・グループA第3節のパリ・サンジェルマン(PSG)vsレアル・マドリーが、21日にパルク・デ・プランスで開催され、0-0の引き分けに終わった。

▽グループステージ2連勝中のPSGは、直近のバスティア戦もイブラヒモビッチの2ゴールで快勝した。開幕から無敗(10勝2分け)を継続する絶好調のチームは、ホームに強敵マドリーを迎えた。注目のメンバーでは負傷のダビド・ルイスを欠いたものの、古巣と初対戦となるディ・マリアがイブラヒモビッチ、カバーニと共に3トップを形成した。

▽一方、こちらもグループステージ2連勝中のマドリーは、直近のリーグ戦でもレバンテを一蹴し、リーガ首位の座を奪還。PSG同様に開幕から無敗(7勝3分け)を継続するチームだが、多くの負傷者を抱えており、この試合ではベイルやベンゼマ、ペペが揃って欠場。これを受けて、ベニテス監督は1トップにクリスティアーノ・ロナウド、2列目にルーカス・バスケス、イスコ、ヘセ・ロドリゲスを並べた[4-2-3-1]の布陣を採用した。

▽開幕から無敗を継続する好調のチーム同士のビッグマッチは、立ち上がりから拮抗した展開となる。比較的前からプレッシャーをかけたマドリーは、開始直後にマルセロとヘセの左サイドから続けて惜しい場面を作るが、マルセロのシュートは枠を捉えることができない。

▽一方、ホームのPSGは時間の経過と共に相手のプレスをいなしながら右サイドのディ・マリアを起点に相手の背後を狙った仕掛けを見せる。11分には高い位置でのパスカットからペナルティアーク付近のマテュイディが左足を振りぬくも、これはGKケイロル・ナバスの正面を突いた。

▽球際で激しくぶつかり合う白熱の攻防が続く中、25分にこの試合最初の決定機が訪れる。ボックス右角でルーズボールを拾ったクロースがシュートフェイントからゴール前に飛び出したヘセに絶妙なスルーパス。だが、ヘセのシュートは飛び出したGKトラップの好守に阻まれた。

▽さらに36分にはここまでやや存在感が希薄だったC・ロナウドが、クロースの右CKを打点の高いヘディングで合わすが、これもトラップのセーブに遭った。前半終盤にかけては良い守備からショートカウンターを狙うマドリーがペースを握る。この流れの中でカゼミロが続けてチャンスに絡むが、先制点を奪うまでには至らず。

▽互いに選手交代なしで迎えた後半、先にゴールに迫ったのはPSG。49分、左サイドでモッタが上げたクロスをニアに走り込んだカバーニが右足の足裏で合わせるが、これはわずかに枠の左に外れた。前半に比べて攻撃にややリズムが出てきたPSGは、その後もカバーニやディ・マリアがフィニッシュに絡むが、GKケイロル・ナバスを脅かすまでには至らなかった。

▽60分を過ぎてややこう着状態に陥ったことを受けて、両ベンチは動きを見せる。攻撃に変化を付けたいPSGは、カバーニとディ・マリアを下げてパストーレとルーカス・モウラを投入。対するマドリーは、やや疲れの見えたイスコとヘセを下げてモドリッチとチェリシェフをピッチに送り出した。

▽72分にはマドリーに久々の決定機。カウンターからモドリッチのパスをマルセロが裏に流すと、ボックス左に抜け出したC・ロナウドが左足でシュート。だが、このシュートはわずかに枠の右に外れた。

▽試合終盤にかけてはホームで勝ち点3がほしいPSGが、よりリスクを冒してゴールを目指していく。この流れの中でパストーレのドリブル突破やイブラヒモビッチの高さを生かした攻めでゴールに迫るも、最後までマドリーのゴールをこじ開けることはできなかった。

▽結局、試合はゴールレスのままタイムアップ。互いに開幕からの無敗を継続した両者だったが、得失点差の関係でマドリーがグループ首位の座を守った。

▽また、同日行われたグループAのもう1試合、マルメvsシャフタールは、ホームのマルメが1-0で勝利した。17分にロセンベリのゴールで先制に成功したマルメは、後半序盤にもジュルディッチがPKを失敗して追加点のチャンスを逃すも、粘り強い守備でシャフタールの攻撃を無失点で切り抜けた。この結果、グループステージ初勝利を挙げたマルメが、3位をキープした。一方、シャフタールは厳しい3連敗となった。