塗布前、シーブリーズ塗布直後、塗布30分後の、ワーキング・メモリ(WM)、選択的注意(SA)、計算速度(CS)テスト結果

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資生堂の全身用スキンケアブランド「シーブリーズ」が、テレビでも活躍する脳科学者、澤口俊之教授(武蔵野学院大学)と共同研究プロジェクトを発足した。その第1弾として高校生6人を対象に行った検証実験の結果が、2015年10月20日に発表された。

被験者は、いずれも受験目前の現役女子高校生(16歳11か月〜17歳11か月)。首元にシーブリーズを塗布することが、学習能力にどのような影響を与えるかを調査した。

「試験や受験に有益だと考えられます」

実験は15年5月、放課後の被験者を実験会場に集め、室温27度、湿度50%の条件下で行われた。被験者は首元の「Vゾーン」にシーブリーズを塗ったうえで、「ワーキングメモリ」「選択的注意」「計算速度」の3つのテストを受けた。

ワーキングメモリで測定した「思考力」は、平均値を50に設定してスコアを表す。塗布前(1回目、以下<1>)と塗布後(2回目、同<2>)、塗布したシーブリーズを拭い去ってから30分後(3回目、同<3>)の3回テストした結果、<1>で47.6だったスコアは、<2>では62.7、そして<3>では67.7へと向上することがわかった。

選択的注意の「注意力」は、ワーキングテスト同様、スコアの平均値が50。<1>では47.2だったが、<2>では79.0、<3>では89.3と一気に上昇。計算速度からみる「集中力」においても、<1>では11.9問をとけていたが、<2>では15.4問、<3>では16.3問と向上している。また、これら3つの能力は、平均値が誤差の範囲内にあるかどうかを判定する「t検定」においても有意差が認められた。

これらの結果について、澤口教授は「首元への一時的な清涼感によって学習能力が30分以上も向上し続けることが示されました」と説明し、「脳科学の視点からも画期的」な実験だと評価する。メカニズムは不明ながらも、シーブリーズ独自の香りを含む「特別な清涼感」により、数十分間にわたり認知機能が向上する可能性を指摘し、

「試験や受験をうまく行うには、知的作業を効率よく行う必要があります。首元Vゾーンへのシーブリーズの塗布が、試験や受験に有益だと考えられます」

と話している。

また、シーブリーズは10月27日から、女優の広瀬すずさん、俳優の中川大志さんを起用したデジタルコンテンツ「シーブリーズ集中クロック」を展開する。スマートフォンの各種センサーが居眠り、スマホいじり、離席などの勉強中の気の緩みを検知、広瀬さんらが注意してくれるというサービスだという。