お菓子は甘いのにすごろくは激辛!! 超シビアな “アーティスト人生すごろく” 付きの和菓子「さいコロがし」を取り寄せて遊んでみた!

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私(記者)には現在6歳になる娘がいるのですが、彼女はお絵かきが心底好き。来る日も来る日も飽きずにプリンセスやらアイドルやらの絵を描いているんですが、ついにあるとき「おおきくなったら絵をかく人になりたい」と言い出した。

それってアーティストとかデザイナーとかってことだろうか。娘よ、夢を持つのは素敵なことだけれど、実際にはそれだけじゃ生きていけないのだよ。世の中のシビアさについて同時に教えてやるのも親の役目ではないだろうか。

というわけで注文したのが、先日Twitterで話題になってたコレ。“アーティスト双六(すごろく)”なる双六つきの和菓子「さいコロがし」。この双六でアーティスト人生の厳しさをのぞいてみるがよい、とポチリ。

【老舗と現代のセンスが融合「さいコロがし」】

「さいコロがし」を販売しているのは大分県竹田市にある「但馬屋老舗」。大分県下でいちばんふるい和菓子舗だそうですが、美術家のミヤマケイさんとコラボして新たに作ったのが「さいコロがし」。和菓子の伝統と現代の感覚が融合したユニークな商品となっています。

【コンパクト、されど機能的!】

数日して自宅に届いた「さいコロがし」。直径16.5cm、コンパクトな八角形のパッケージをしています。「なんだかずいぶん簡素だな」なんて第一印象を持ちましたが、中身を見たらこれが実によく考えられた造りになっていることを知りました。

まず箱にぐるりと巻かれていた帯。中央に「さいコロがし」との文字がありますが、この帯を取って広げると双六のマスが描かれた用紙に! そして箱の中にはサイコロ型の干菓子がひと袋2コ入り✕5段で全部で10コ入っています。

双六をする段階で気づいたのですが、この干菓子、そのままサイコロとして双六に使えるじゃん! すごい!!

「でもなあ、床の上で転がして遊んだ干菓子サイコロをそのあと口に入れるってちょっと嫌だな」なんて思っていたところ、またまたあることを発見。箱のフタを裏返すとダイスボードになるーーー!! このボードの中でサイコロを転がせば問題ナシです。

さらに、干菓子の両脇に並んだ黒と白の紙製の小さな箱。これ、ただの隙間を埋める飾りかと思いきや、双六に使うコマになってる! コンパクトながらここまで機能的に作られていることに脱帽です。

【娘よ、ゲームのお時間だ】

さて用意はととのった(自分ではなにも用意してないけど)! 娘を呼んで「今から現実というものを母が教えますよ」と通達。今は鼻ほじほじしていても、双六を進めるうちにアーティストとして生きることのたいへんさを思い知ることになるだろう。

だってね、この双六。「絵がうまいといわれその気になる」というふりだしから始まり、

「個展をしたけど友達と親戚しかこなかった」1コ戻る
「作品の方向性で画廊と喧嘩 面倒な作家だと言いふらされる」6コ戻る
「漠然と将来が不安」1コ戻る
「彼女に安定収入のある人がいいと言われフラレてしまう」2コ戻る
「子どもができて結婚 家計の為にバイト始める」5コ進んで3コ戻る
「作品を見に来た事も無い評論家に酷評される」4コ戻る

などのマスが並んでいるのです。

ちょ、しょっぱすぎるーー!! なにこれ、誰かの体験談? 私怨かなにか? あまりにリアルで読んでて身につまされるものがあります。

【予想外な展開にて終了】

そんなこんなで娘とアーティスト双六を始めたんですが、予想外なことに娘が勝ってしまった……!

だってさ、途中で「ふりだしに戻る」とかあるんだもん。私、ふりだしに飛ばされて、そんなとこまで戻ったらもう追いつけないじゃないですか。6歳児相手に本気出すなんて思わんかったわ。

ちなみに、あがりは「好きな事をして飢えず、親・親戚に迷惑かけることなく一生を終える」。

これまたすごい現実的なゴールですが、こう育ってくれたら親としては何も言うことはあるまいよ……。闘いの後に娘と食べたサイコロ干菓子はふんわり甘くやさしい味わいでした。

遊んで食べて楽しめる、素敵なしかけのつまった「さいコロがし」。お値段は税込1728円、お求めは但馬屋老舗のオンラインショップにてどうぞ。

参照元:但馬屋老舗
執筆=鷺ノ宮やよい (c) Pouch

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