プレッシャーによるストレスがなくなる!成長の糧に変えるための3つの秘訣

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働いていると、目標やトラブル対応などで、さまざまなプレッシャーがのしかかるもの。その度合いが過剰になると、逃げだしたい気持ちになってしまうこともあるはず。でも、人材育成やスキルアップのセミナー講師などとして活躍する新井淳子さんはこう話す。

「運動をするとき、負荷がかかることで新しい筋肉が作られ、体が鍛えられていくもの。同じように、人は適度なプレッシャーがあるからこそ成長できるものだと思います」(同)

とはいえ、プレッシャーをストレスに感じるようなら、能力を発揮できない状態になってしまうとか。上手に成長の糧にするにはどうすればいい? 新井さんによると、3つの秘訣があるのだそう。
◆1.ストレスの原因を分析する

まずは、自分はどういう状況にストレスを感じるのか、自己分析をしてみよう。要因を理解すれば対処法も打てるので、やみくもに不安を抱えることもなくなって、ストレスが和らぐ。例えば、人前で話すことがストレスになる、と分析できれば、事前に話す内容を紙に書き起こして練習をする、話し方教室に通う、など苦手を克服するための行動を起こすこともできる。

◆2.なかなか進まない仕事は、細かいタスクに分ける

自分にとって難易度が高すぎたり、ボリュームが多すぎたりする仕事は、なかなか進まずにストレスになる場合が。そんなときは、その仕事を達成するために必要なタスクを細かく書き出して、優先順位の高い順に、ひとつずつこなしていこう。作業を分割することでハードルの低い仕事に変換することができるはず。すると、仕事を着実に進められるようになるので、ストレスを感じにくくなる。

◆3.ネガティブな感情に支配されそうなときは“自分へのご褒美”を特効薬に

不安や心配に心が支配されると、仕事への意欲も集中力も低下して、ますますうまくいかなくなることに。プレッシャーをポジティブに捉えられないときは、「これを達成できたら、週末は旅行に行く」など、“自分へのご褒美”を用意するのがおすすめ。ただし、あまりこの手段を日常的に乱発すると、ご褒美なしでは集中力が高められなくなってしまうので、あくまでも、ピンチのときの特効薬として取り入れて。

プレッシャーを乗り越えた経験は自信につながり、プレッシャーを恐れる気持ちも次第に薄まるもの。プレッシャーを上手にコントロールして、成長へとつなげよう!

新井淳子
オフィスフローラン代表。日本プレゼンテーション協会認定講師、社会保険労務士、ファイナンシャルプランナー。職場の課題発掘と人材育成、モチベーションアップなどを図るコンサルティングやセミナー開催などを行い、スキルアップのサポート役として多方面で活躍中。