スポーツの秋。減量のために運動を始めようと考えている人もいるでしょう。具体的に何を始めるかはさておいて、ここでは筋肉のはたらき、白筋(速筋)と赤筋(遅筋)の違いについて考えてみます。どちらを鍛えるかによって、ムキムキマッチョになるか、バレリーナのような細マッチョになるか、まったく変わってしまいます! ダイエットの参考にしてみてくださいね。

筋肉のはたらきと3つの筋肉

あらためて「筋肉のはたらきは?」と質問されたらどう答えますか? 筋肉は収縮することによって、血流を促し体の体温を調整するはたらきを持っています。骨格に付着して意識的に骨格を動かす筋肉が「骨格筋」。足や手の筋肉、腹筋、背筋などです。「平滑筋」は、内臓筋と呼ばれて意志的に動かすことはできません。消化器や泌尿器、血管の壁を作る筋肉で、血流、胃腸の運動、尿の排泄などに関わります。もう1つの筋肉が「心筋」で、心臓の壁を作る筋肉です。

骨格筋には白筋(速筋)と赤筋(遅筋)の2種類がある

日常の活動、運動に直接関わるのは当然骨格筋。骨格筋には、白筋(速筋)と赤筋(遅筋)があります。白筋(速筋)は、筋力や瞬発力、スピードが要求される短距離走などのスポーツで活躍する筋肉で、すばやく伸縮します。この筋肉を鍛えれば、がっちりとしたたくましい体つきになります。一方、赤筋(遅筋)は、持久力を要求されるマラソンなどのスポーツに使われる筋肉。この筋肉を鍛えると細く引き締まった体になります。つまりバレリーナ体型になりたいのであれば赤筋(遅筋)を意識的に鍛える必要があるのです。

赤筋(遅筋)を使うほうが脂肪が燃えやすい

白筋(速筋)は、収縮するときに酸素をあまり使いません。酸素と結合しなければ燃えない脂肪をエネルギーにせず、糖をエネルギーにして動いています。ダイエットしている人は「脂肪を落としたい」といいますね。これは言い換えれば、赤筋(遅筋)の脂肪を燃やすことになります。筋トレを行うことによって、基礎体力がアップして、きれいな体のラインができます。しかし、筋トレだけでは脂肪は燃えないのです。有酸素運動により酸素が体内に取り込まれ、赤筋(遅筋)が収縮することで脂肪が燃焼するのです。

有酸素運動以外に、赤筋(遅筋)を鍛える方法ってあるの?

あります!それはどんな運動もできるだけゆっくり行うことと、つねに姿勢を美しく保つ事。ジョギングやウォーキングも姿勢を意識してゆっくり丁寧に行った方が赤筋(遅筋)を鍛えることにつながります。例えウォーキングやヨガのようなゆっくりとした運動でも、力一杯行えばムキムキになりかねません。

有酸素運動には他に水泳やサイクリングなどもありますが、やり方が重要です。ゆっくり姿勢よく運動することでバレリーナ体型をめざしてくださいね。

writer:松尾真佐代