ホットケーキやチョコレートアイスクリーム。おやつがおいしい東京レトロ喫茶店3選

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ホットケーキやチョコレートアイスクリームなど、コーヒーとの相性もいい絶品おやつがいただける喫茶店はおさえておきたいもの。特に雰囲気たっぷりの喫茶店なら、味も格別おいしく感じられるはず。そこで、ゆったりおやつを楽しめる都内のレトロ喫茶店3軒を編集部がセレクト。くつろぎたいときに訪れて。◆名物のホットケーキに女子ファンも多い「珈琲 オンリー」(南千住)


「1日の中でホッとくつろぐ時間を」という思いから、マスター・中尾さんが昭和46年にオープンした南千住の「珈琲 オンリー」。時間を計りながら丁寧に淹れるサイフォン式のコーヒーは、看板にもある通り、「魔性の味」。これは「やみつきになるほどおいしい」というお客さんの声が由来だとか。

マスター手作りの「ホットケーキ」(520円)は、ふわふわでもっちりした食感。曲線を活かした内装のデザインやストライプの壁紙などレトロを感じながら味わって。

◆宝物に囲まれた空間で安らぎ時間を過ごせる「荻窪邪宗門」(荻窪)


「荻窪邪宗門」は、60年前に名店・国立邪宗門ののれん分けとしてスタート。佇まいからメニューまでほぼ当時のままとか。風呂田さんご夫婦が始めた店は、現在は奥様がひとりで切り盛りし、笑顔で客を出迎える。

写真は、コーヒーにココアをブレンドした「ルシアンコーヒー」(520円)、「ティラミス」(330円)。店内には、ご主人が好きだったという絵画やカメラが所狭しと並び、昭和の情緒が漂う。さらに窓際の席なら眼下の商店街からも懐かしさを感じられる。


◆モダンガール気分に浸れる「ストーン」(有楽町)


有楽町の「ストーン」は、現店主・奥村さんの祖母が営んでいたという石材店が、そのショールームも兼ねて開店した喫茶店。壁は国会議事堂にも卸したという御影石を使用し、床は職人が大理石を一つひとつ砕いて手で敷き詰めたもの。そのモダンな空間は来年50周年を迎える今も、少しも色褪せない洗練された分に気を備えている。

ハンドドリップで淹れたまろやかな「コーヒー」(480円〜)は、昔ながらの甘い「チョコレートバニラ」(690円)と合う。モダンガール気分に浸って喫茶時間を楽しもう。