Doctors Me(ドクターズミー)- ”閉経”って何歳くらいに起こるの? その複雑なメカニズムを徹底解説!

写真拡大

「閉経」とは、毎月あった月経がなくなることをいいます。女性も40代になると、少しずつ身体の変化や閉経の時期について意識し始めるころではないでしょうか。

今回はこの閉経の仕組みや時期について、医師に伺いました。

60歳ですべての女性が閉経

閉経というと「ある日いきなり月経がなくなること」と考えている人もいるかもしれません。実はそうではなく、閉経の時期を迎えると月経がまばらになり、数カ月に一度など間隔が空くようになってきます。医学的な閉経とは最後の月経終了から、一年間月経がない状態をいいます。
婦人科に行くと、血液検査をして女性ホルモンの変化を見ることで実際に閉経を迎えたかどうかを判定することができます。

日本人の女性の閉経の年齢は、平均で49.5歳前後と考えられています。例外ももちろんありますが、もっとも多くの女性が閉経するのは50歳くらいでしょう。体質や諸条件によりさまざまですが、60歳を迎える頃になると、すべての女性が閉経するといわれています。

閉経が起こるメカニズム

この閉経が起こるメカニズムとしては、月経を起こすホルモンを分泌する卵巣から、卵胞がほとんどなくなってしまうことが大きく関係します。

女性の卵巣の中の卵胞は生まれた時にもっとも多く、200万個もの原始卵胞があり、少しずつ減っていきます。子供を産める年齢に達するころには数十万個まで減少していて、更に一回の月経で1000個が減っていくことになります。この中で、実際に受精能を持つ成熟卵胞になるのは通常ひとつ。そして、毎月一個ずつ成熟卵胞ができるとして、初潮から閉経までに作られる受精可能な卵胞は、200万個のうちたった400個程度といわれています。

40歳を過ぎるころにはまた急速に卵胞が減っていき、少しずつ閉経に近づいていきます。

閉経のタイミングに影響する要素とは?

閉経に影響する要素は数多くありますが、一般にいわれる遺伝的な要素や初潮の時期はあまり関係がないとも言われています。喫煙や不妊治療の既往があると少し早くなるとされ、反対に高学歴であったり肥満度が高い場合は、少し遅くなると考えられています。

閉経の時期を自分でコントロールすることはできませんが、自分がいつ閉経するか、気になりますよね。自分の閉経時期が知りたい方は、婦人科でAMH(アンチミュラーリアンホルモン)を血液検査で測定することである程度推測することができます。AMHは卵巣内に卵胞がどのくらい残っているかの目安になると考えられています。気になる方は婦人科を受診し、検査を希望してみるといいでしょう。

医師からのアドバイス

誰もがいつかは迎える閉経。急激なホルモン変動を伴う大きな変化の一つですから、その日に向けて身体も心も備えておきたいですね。

(監修:Doctors Me 医師)