レオン・アンドレアセンが手で決めたゴールが話題に【写真:Getty Images】

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ブンデスで“神の手”による大誤審

 ブンデスリーガで信じられない“大誤審”が起きた。

 問題の一戦はケルン対ハノーファーの一戦。清武弘嗣がC蹴ると、ボールは敵、味方、GKに当たり、レオン・アンドレアセンの目の前へ。迷わずにボールを押し込んだアンドレアセンだったが、なんと右腕で押し込んでいたのだ。

 ケルンの選手はハンドをアピールするもゴールの判定に。この疑惑のゴールが決勝点となり、ケルンは0-1で敗れた。

 ハンドによるゴールといえば、アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナがイングランド戦で決めた“神の手ゴール”が有名だ。今回は、過去に起きた5つの“神の手ゴール”を紹介しよう。

ディエゴ・マラドーナ

 “神の手ゴール”という言葉は、この瞬間から生まれた。1986年メキシコW杯のイングランド戦、ピッチ中央でドリブル突破したマラドーナはゴールに迫る。

 イングランドDFがクリアしたボールは高く宙に上がり、ゴール前へ。ゴールキーパーがキャッチする直前にマラドーナが反応し、ゴールに押し込んだ。しかし、これは手で決めたゴールということで、現在に至るまでも語り草になっている。

 試合後、マラドーナは「それは神の手だったのかもしれない」と発言し、手で決めたゴールであることを認めている。

 そして、マラドーナのもう一つの伝説である“5人抜きゴール”もこの試合で生まれている。

リオネル・メッシ

 マラドーナが神の手ゴールを決めた21年後、同じアルゼンチン人選手がこれを再現した。

 2007年のエスパニョール戦、バルセロナのリオネル・メッシはジャンルカ・ザンブロッタのクロスに飛び込んでこの日2点目のゴールを決めた。一瞬、ヘディングで合わせたように見えたが、実は左手で決めたゴールである。

 当時から“マラドーナ2世”と呼ばれていたメッシだったが、このゴールによりさらにレジェンドに大きく近づいた。

ラウール・ゴンザレス

 先日、11月限りでの現役引退を表明したラウール・ゴンザレスは、レアル・マドリーで通算323得点を決めていたが、うち1ゴールは手によるものだったようだ。

 2000/01シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)リーズ・ユナイテッド戦、ルイス・フィーゴのFKに反応したラウールだったが、手によるゴールだった。

 試合後、ラウールは「どこの部分で決めたのかはわからない。しかし、手は使ってないよ」と否定したが、のちにUEFAから1試合の出場停止処分を受けている。

福西崇史

 “神の手ゴール”は世界だけではなく、Jリーグでも起きた。2005年3月に行われた横浜F・マリノス対ジュビロ磐田の一戦、GK榎本達也とFKに飛び込んだMF福西崇史がゴール前で交錯。

 しかし、榎本はパンチングで弾き切れず、福西の手に当たってボールはゴールに吸い込まれた。審判は副審とこのシーンについて確認を行い、故意ではないとしてゴールを認めた。89分で決まったこのゴールが決勝点となり、磐田が1-0で勝利した。

ティエリ・アンリ

 ティエリ・アンリによる“神の手ゴール”は、フランス国民を歓喜の渦に巻き込み、アイルランド国民を絶望に陥れるゴールとなった。

 2010年南アフリカW杯プレーオフ、試合は2戦合計スコア1-1のまま延長戦へ。ハーフウェーライン付近から放り込まれたFKをアンリが手を使ってコントロールし、ゴール前へ折り返す。これをウィリアム・ギャラスが押し込んで決勝点を奪い、W杯出場を決めた。

 アンリは、「手で触れたけど、故意ではない」と語っている。さらに騒動はこれだけでおさまらず、FIFAがアイルランドサッカー協会(FAI)に“口止め料”として500万ユーロを支払っていたことがFAIのジョン・デラニー会長によって暴露され、さらなる物議を呼んだ。

 アンリが直接決めたゴールではないが、サッカー史に残る大誤審であった。

text by 編集部