女性ならば、いつまでだってキレイなお肌でいたいものです。毎日のお手入れやコスメに効果のありそうなものを一生懸命に選んでいる人も多いはず。でもその効果、本当にわかっていますか? スキンケアと効能の真実について明かしましょう。

主な美容成分とその効果

選びきれないほどのスキンケア製品ですが、主な美容成分とうたわれている効果は次の通り。

ヒアルロン酸

高分子ヒアルロン酸配合で肌の奥からふっくらさせる。

コラーゲン

ナノコラーゲン配合でハリやたるみに効果。

コエンザイムQ10

アンチエイジングに効果

よく見る成分と効果ですよね。では実際にどの程度の効果があるのでしょうか?

肌の内部にはなかなか吸収されない

分子を小さくした高分子やナノ化と言われると、効果的に肌の奥まで浸透しそうなイメージがありますが、実際はそれらの成分が肌の内部に浸透することはありません。肌には外部からのウイルスや有害物質をブロックし守ってくれるバリア機能があります。たとえコラーゲンやヒアルロン酸であっても「外部からの異物」になってしまうので、バリア機能がキャッチして肌の内部には入れないようになっているのです。そんなに簡単に肌の内部に浸透してしまっては、細菌やウイルスだっていとも容易く肌の内部に入れることになってしまいます。スキンケア製品が頑張れるのは肌の角質層まで。それにも秘密がありました。

化粧品と医薬部外品と医薬品

スキンケア製品には、化粧品と表示されているものと医薬部外品(薬用化粧品)と表示されているものがあります。そのほか、皮膚科などで処方してもらうものには医薬品とあるものも。その呼び方の違いはそのまま効果の違いによるもの。医薬品は身体の構造や機能に影響を与えるものであるため医師の処方が必要になり、医薬部外品とは何らかの効き目はあるが作用や効果が緩やかであるもの、化粧品とは人体に対する作用が穏やかなものに限られます。医薬部外品であっても、たとえばシミを消したり肌を白くするといった効能は薬事法違反になるため使用できません。化粧品にはそういった劇的な効果を表現することすら許可されていません。そのため、医薬部外品や化粧品には肌の内部から修復するといった強い効能は期待できないということになります。

コラーゲンやヒアルロン酸が肌の内部に浸透しないのは事実ですが、肌の表面を保湿する成分としてはとても優秀。保湿は肌のバリア機能を高め、乾燥によるシワやくすみを改善する効果もありますから、スキンケアは保湿やいらない角質を取るものと割り切って、肌内部のケアは栄養や生活習慣で改善していくと良いでしょう。


writer:しゃけごはん