回転寿司では一年中廻っているイクラの軍艦巻き。イクラの旬は初秋から晩秋にかけてとまさに今が旬。ご存じのようにイクラはサケの卵。「秋鮭」がおいしくなる時期が一番イクラもおいしいのですね。そこでイクラの栄養と健康についてまとめてみました。

イクラと筋子の違いは知ってる?

イクラの名前はロシア語で「小さなつぶつぶしたもの」という意味です。ロシアではキャビアやたらこなど、魚卵をすべて「ikura」と呼びます。日本ではサケ科の卵をイクラと呼んでいて、サケの熟成卵の薄皮をむいてばらばらにしたものです。筋子とイクラはどう違うの? という人がいますが、筋子は未成熟の卵のまま塩漬けにしたものです。

イクラの成分が貧血や骨粗鬆を予防

イクラには粘膜を強くして肌を健康に保つビタミンA、抗酸化作用があるビタミンE、体の代謝を高めるビタミンB群などが含まれます。カルシウムの吸収を高めるビタミンDも含まれるので、骨粗しょう症を心配する更年期の女性にはぜひおすすめしたい食品です。ビタミンB12や葉酸も含まれるので、貧血の人、妊婦の方も摂るとよいといわれています。

青魚より多いDHA&EPAとアスタキサンチン

イクラの脂質には血液をサラサラにすることでおなじみの脂肪酸DHA&EPAが含まれます。いわしやさんま、さばなどの青魚に多く含まれる成分ですが、なんとイクラのほうがこの成分の割合が多いのです。これらの成分は、血流をよくしてコレステロール値を下げることから、動脈硬化や高血圧などの生活習慣病を予防したり、内臓脂肪の代謝を促進して肥満を予防したりという効果も期待されます。イクラの赤い色はアスタキサンチン。βカロテンと同じ仲間で、高い抗酸化作用を持ちます。アンチエイジングに効く成分です。

イクラは、カロリーも100g約270kcalと低めなので、ダイエットを気にする人にも安心。お寿司屋さんで、家庭で、旬のおいしさを楽しみつつキレイに磨きをかけましょう!


writer:松尾真佐代