外国人による投資解禁でベトナムの不動産がにわかに注目を集めている。ホーチミン市では新築ワンルームが1000万円程度から買える

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ASEAN(東南アジア諸国連合)を中心とした海外不動産投資ブームが続いている。リスクをコントロールしつつ、高いリターンを狙うにはどうすべきか。ダイヤモンドQ編集部が、ポイントを探った。

 ベトナムの不動産が今、個人投資家の注目を集めている。今年7月1日に改正住宅法が施行され、外国人による不動産の保有が可能になったのだ。

 2014年時点で約9250万人とASEANではインドネシア、フィリピンに次ぐ人口大国で、平均年齢は約30才と若い。今後、人口と所得の増加に伴って不動産需要が高まるのは間違いない。

「リーマンショック後に一時ハイパーインフレが発生して、建築コストが上がり不動産開発が止まった。14年にようやく物価、為替が安定してきた一方、タイ・バンコクなどは物件価格が上がってきたので、割安感のあるホーチミン(ベトナム最大の商業都市)に投資家の目が向き始めた」と不動産サービス大手CBREの小林晋也シニアコンサルタントは解説する。まさにそのタイミングで、外国人の不動産保有が解禁されたというわけだ。

「当社が頻繁に開催している海外不動産投資セミナーの中でも、ベトナムは特に関心が高い国の一つ」と住宅・不動産情報サイト運営大手、オウチーノは語る。

 定期預金の金利が3%台、住宅ローン金利は6〜7%と金利も低下傾向にあり、ベトナム国民の間でも「預金や株を不動産にシフトする動きが顕著になっている」(不動産セミナー講師の市川隆久氏)。

 ホーチミン市の中心地、いわゆるCBD(中心業務地区)は行政区画でいうと1区、2区、3区。20年の開通に向けて都市鉄道(メトロ)1号線が1区から東に向かって建設中で、駅近くのコンドミニアム(マンション)開発が盛んに行われている。「坪(3.3平方メートル)単価で100万円前後、3区で一番高い物件で160万〜170万円」(市川氏)が相場となっており、バンコク中心地に比べれば半額ほど。33平方メートルの広めのワンルームで1000万円前後だから、投資対象として手ごろといっていいだろう。

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