ユルゲン・クロップ監督【写真:Getty Images】

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クロップ就任のリバプール

 リバプールは、解任したブレンダン・ロジャースの後任としてドルトムントで一時代を築いたユルゲン・クロップを新監督に招聘した。

 初陣となったトッテナム戦はスコアレスドローに終わり、白星発進とはならなかった。しかし、再びモチベーションを取り戻したリバプールは、ドイツ屈指の名将とともに新たな時代を迎える。

 今回は、クロップが就任した新生リバプールで鍵を握る5人を紹介しよう。彼らの活躍が、リバプール復活へとつながるはずだ。

ダニエル・スターリッジ

 ドルトムント時代のクロップ監督のスタイルでは、センターフォワードのパフォーマンスが結果に大きく左右していた。前線から積極的に相手DFへプレッシャーをかけ、ポストプレーなどのチャンスメイクも求められる。

 現在のリバプールFW陣で最も理想的な人材はスターリッジである。上背はないが、スピードやボールの受け方なども良く、クリスティアン・ベンテケよりはクロップの求めるスタイルにフィットし得る選択肢である。

 現在はコンディション不良により戦線を離脱中だが、今季ここまで3試合2得点のエースの復帰が待たれる。

ジェームズ・ミルナー

 主将のジョーダン・ヘンダーソンが負傷で離脱している今、チームで最もプレミアリーグでの経験が豊富なミルナーが主将代理を務めている。

 ゴールキーパーとセンターバック以外ならどのポジションでも高いレベルでプレーできるユーティリティ性は世界屈指。加えて献身的な守備も厭わず、非常に忠誠心の高い選手である。

 中盤の選手に素早い攻守の切り替えとハードワークを要求するクロップ監督のスタイルにおいて、欠かせない存在となるはずだ。

フィリペ・コウチーニョ

 昨季はシーズン終盤の2試合連続で豪快なミドルシュートを叩き込み、才能が開花。ブラジル代表にもコンスタントに招集されるまでになった。

 クロップ監督の初陣となったトッテナム戦ではウイングとしてプレーしたが、今後もこのウイングまたはトップ下でプレーすることになるだろう。攻撃の中核を担う存在だが、トッテナム戦では満足のいくパフォーマンスではなかった。

 しかし、昨季は絶好調だった時期に無敗を続けていただけに、コウチーニョが好パフォーマンスを発揮することで、勝ちを重ねていくことができそうだ。

ママドゥ・サコ

 昨季からの低調なパフォーマンスが続くデヤン・ロブレンに代わり、このフランス代表DFは完全にポジションを奪い、高さと強さを誇るマルティン・シュクルテルとセンターバックコンビを組んでいる。

 素早い攻守の切り替えに加え、DFラインを高く設定するクロップ監督の戦術において、スピードのあるサコは貴重な戦力である。

 今季のボルドー戦ではキャプテンマークを巻いたようにリーダーシップも発揮できる。まだ25歳と若く、新たな時代へと向かうリバプールを担う選手のひとりである。

ジョーダン・ヘンダーソン

 スティーブン・ジェラードが去った今季、リバプールの精神的支柱となるのは25歳のヘンダーソンである。昨季は偉大なレジェンドの横でプレーしたことで、そのキャプテンシーを受け継いだはずだ。

 現在は負傷で離脱し、復帰まではあと1ヶ月ほど要する見込みだが、ピッチに戻ればハードなディフェンスでチームに一本芯を通してくれる。

 直近の公式戦8試合で1勝7分と勝ち切れずに自信を失いかけているチームにおいて、新主将の復帰は何よりも待ち遠しいはずだ。

text by 編集部