中澤佑二【写真:Getty Images】

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 明治安田生命J1リーグ2ndステージ第14節が17日に行われ、横浜F・マリノスはヴィッセル神戸に2-1で逆転勝利を収めた。

 この試合に先発した横浜FMのDF中澤佑二は、ガンバ大阪のMF遠藤保仁と同時に過去3人しか成し遂げていないJ1通算500試合出場を達成した。

 これまでいい時も悪い時も横浜FMの守備を魂のこもったプレーで支えてきた名DF中澤は、37歳になっても日本屈指の実力を保ち続けている。守備に不安をのぞかせる日本代表への復帰待望論も根強くあり、未だその存在感は衰えるところを知らない。

 神戸戦後、メディアからここ数年遠ざかっている日本代表について問われると、「全然考えてない。たぶん代表へ行ったら怪我しちゃってJ出られないんで。今はたぶん代表に行っていないことがいい意味でプラスになっていると思う」と、Jリーグのみに戦いの場を絞ることがコンディション維持につながっているとして復帰を否定した。

 しかし、「まあロシアはね、頭の片隅には置いてありますけど」とつぶやいて次のように代表への想いを語った。

「どこかで『ベテランが必要じゃないか?』という声が上がってくることを信じて、最後の滑り込みセーフを狙って、俺とシュン(中村俊輔)でいけばいいんじゃないですか。前の人と後ろの人でね。(川口)能活さんや(楢崎)正剛さんみたいに」

 中村俊輔の代表復帰については「シュンはわからないよ、俺が勝手に言っちゃってるから。シュンに申し訳ない」と言葉を濁して否定したが、やはり中澤本人は常に高みを目指し続けているようだ。

「俺的にはそういう存在っていうこと。それでも代表に貢献することができるのであれば(ロシアを)ラストのW杯と思ってやればいいのかな。そういうのもひとつのモチベーションだね」

 日本のトップであり続けることがモチベーションとなり、中澤をピッチに立たせる原動力となっている。日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督はロシアW杯を見据えてベテランの招集をできる限り避けているが、いつか中澤のようなベテランの力が求められる時がくるかもしれない。本人はその瞬間を信じて日々鍛錬を続けている。

text by 編集部