▽明治安田生命J1リーグ2ndステージ第14節の広島(年間2位/2ndステージ1位)vs川崎F(年間5位/2ndステージ5位)が17日に行われ、ホームの広島が2-1で勝利した。

▽前節、FC東京相手に6戦ぶりの黒星を喫した広島は、2ndステージの順位で2位の鹿島と同勝ち点で並ばれた。迎えた今節は、4連勝と勢いに乗る川崎Fをホームに迎えた。なお、J1通算得点で最多得点記録(157ゴール)を狙う広島FW佐藤と川崎FのFW大久保は揃って先発出場を果たした。

▽両ベテランストライカーのゴールに注目が集まった一戦は、予想に反して互いにリスクを冒し切らないクローズな展開となった。それでも、徐々にボールを保持した川崎Fが、21分に大久保のフィードからゴール前の小林が決定的なヘディングシュートを放つも、これはGK林のビッグセーブに阻まれた。

▽この決定機以降、完全に主導権を握ったアウェイチームは、35分にも裏に脱け出した大久保がボックス左でシュートを狙うが、ここは再び林の好守に阻まれる。さらにこぼれ球を小林が押し込みにかかるが、今度はDFのブロックに防がれた。

▽ゴールレスで迎えた後半、先にゴールをこじ開けたのは劣勢が続いていた広島。50分、相手陣内左サイドで得たFKの流れからボックス手前左でこぼれ球に反応した柴崎が右足を一閃。すると、強烈なカーブがかかったボールが右ポストの外側を巻いてゴール右隅に突き刺さった。

▽前半の決定機を逸したツケを払わされた川崎Fは、64分に杉本、77分に車屋をピッチに送り出し、同点ゴールを目指す。だが、佐藤に代えて浅野を投入し、より堅守速攻に重きを置いた広島のロングカウンターに苦戦を強いられた。

▽後半に入ってほとんどチャンスを作れない川崎Fだったが、83分にエースが同点弾をもたらす。ボックス手前でボールを受けた大久保が右足を振りぬくと、アウトにかかったシュートがGK林の逆を突く形でゴール中央に突き刺さった。

▽大久保のJ1通算155ゴール目で振り出しに戻った試合は、終了間際に劇的な結末を迎えた。後半アディショナルタイム3分、ボックス左での浅野の仕掛けからファーサイドでこぼれ球に反応した途中出場の山岸が左足のシュートを流し込んだ。

▽そして、山岸の劇的弾で上位対決を制した広島が、この日敗れた年間首位の浦和を得失点差で抜き、年間首位の座を奪還した。一方、エースの一撃及ばず、競り負けた川崎Fは、リーグ戦の連勝が「4」でストップした。