提供:週刊実話

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 本来、外科的治療が必要とされた場合、その代表的なものが開腹手術となるが、体への負担が大きい。川島さんが入院したのは、世界に先駆けて腹腔鏡(内視鏡の一種)手術を開発したパイオニア的な病院で、開腹手術と変わらないほどの成果を上げている。
 もちろん、川島さんの手術も最先端の腹腔鏡を使い、体に負担が少ない方法で行われたという。
 医療関係者は腹腔鏡手術について、次のように語っている。
 「腹の左右やへそなど4〜5カ所に5〜10ミリの穴を開けるだけ。女優にとって傷痕が小さくて済むということを考えての決断だったのでしょう」

 2011年のがん統計(がん研調べ)によれば、胆のう、胆がんの死亡者は約1万8000人。死亡率は人口10万人あたり144人。年間の罹患率と死亡率がほぼ同じくらいで、やはり発生率は低いものの治りにくく、死亡につながりやすい悪性腫瘍であることを示している。
 罹患者は40代後半から60代までが多く、肥満、結石、胆管炎などがリスク要因になるとされる。

 肝内胆管がんと聞くと、あまり耳慣れない感じがするが、今年1月には'84年のロサンゼルス、'88年のソウル五輪に出場し、柔道男子95キロ超級で2大会連続金メダルを獲得した斉藤仁さんが、肝内胆管がんで亡くなっている(享年54歳)。
 また、今年7月には、ファミコンで有名な任天堂の岩田聡社長が、同じく肝内胆管がんで亡くなっている(享年55歳)。

 新潟大学病院の元管理栄養士・料理研究家の林康子さんはこう言う。
 「肝臓に良い食事療法が効果を生みます。規則正しい食生活が前提になりますが、適度な糖分も重要。脂肪がつかないようにと、糖分を抑える傾向にありますが、糖分をあまり抑えてしまうと肝機能に支障を来します。甘いものを摂取するのではなく、料理に組み込むことで摂取する。卵焼きや煮物などの料理が効果的です。あとは肉や魚、穀物、乳製品など、良質なたんぱく質を摂取することが大事になります」

 病気を防ぐには、定期健診などを真面目に受けることが大切だ。人間ドックの検診では、超音波、CT(コンピュータ断層撮影)、MRI(核磁気共鳴画像法)、腫瘍マーカーなど、有用な方法でがんの有無を診断してくれる。そして、普段から生活習慣を正す努力が、大病を回避することにつながるのである。