現役引退を表明したラウール・ゴンザレス【写真:Getty Images】

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今週の5つの出来事

 今週も各国で様々なニュースが話題となった。その中でも欧州4ヶ国と日本で起きた5つの主な出来事を紹介しよう。

【イングランド】“スリーライオンズ”、EURO全勝。史上6チーム目の達成

 イングランド代表は現地時間12日に行われたEURO予選最終節で、リトアニアを3-0で下して予選10戦全勝を遂げた。

 同予選で全勝を達成したのは過去5チーム。2012年ポーランド/ウクライナ大会のスペイン代表とドイツ代表、2004年ポルトガル大会のフランス代表、2000年ベルギー/オランダ大会のチェコ代表、1992年スウェーデン大会のフランス代表に続く6チーム目の達成となった。

 “スリーライオンズ”(イングランド代表の愛称)は、過去にEUROで一度も優勝できておらず、最高成績は1968年イタリア大会の3位。自国開催の1996年大会でもベスト4と、結果を残せていない。

 昨年のブラジルW杯でも失意のグループリーグ敗退を喫するなど、プレミアリーグのクラブが欧州の大会で輝かしい成績を残しているのに対し、国際大会ではタイトルとは無縁だ。

 予選では好調を維持し続けたフットボールの母国は、フランスの地で初の栄冠となるだろうか。

【スペイン】元レアル・マドリー主将のラウール、引退を表明

 レアル・マドリーで長年キャプテンを務めたラウール・ゴンザレスは16日、現役を引退することを表明した。

 1994年にマドリーの下部組織からトップチームに昇格すると、2010年に退団するまで16年間に渡ってマドリー一筋でプレーした。マドリーではチャンピオンズリーグ(CL)を3度、リーガエスパニョーラを6度、国王杯を4度優勝するなど輝かしい功績を残している。

 また、マドリー史上最多得点となる323得点を決めている。今月1日のCLマルメ戦でクリスティアーノ・ロナウドがラウールの通算得点記録に並んだが、同選手はこれ以降ゴールがなく、現時点では破られていない。

 マドリー退団後はシャルケに移籍し、日本代表DF内田篤人と共にプレー。2シーズンの在籍だったが、2010/11シーズンにはDFBポカール優勝をもたらしている。

 その後はカタールのアル・サッドを経て2014年8月にアメリカのニューヨーク・コスモスへ加入した。

 まさにマドリー史上に残る偉大なレジェンドだったラウールだが、今季終了後の11月には21年間のキャリアに幕を下ろす。

【ドイツ】“最強”バイエルンもけがには勝てない?

 今季のブンデスリーガ開幕前哨戦となったドイツ・スーパー杯でヴォルフスブルクにPK戦で敗れて以降、バイエルン・ミュンヘンは対戦した全ての相手に勝利してきた。2位ドルトムントとの一戦も5-1で一蹴し、国内では“最強”の座をほしいままにしている。

 しかし、そんな彼らにも勝てないものはある。それはけがだ。長期離脱を強いられていたフランク・リベリ、アリエン・ロッベン、ホルガー・バドシュトゥーバーらが練習を再開して復帰の目途が立ちつつある中、この代表戦で新たな負傷者を出してしまう。

 8日のEURO予選アイルランド戦でドイツ代表として参加したMFマリオ・ゲッツェが内転筋を痛めて負傷退場。全治は3ヶ月ほどと診断されている。

 また、U-21フランス代表のMFキングスレー・コマンも負傷し、軽傷で済んだようだが、今週末のブレーメン戦は欠場の見込みだ。

 けが人が続々と復帰した矢先での2選手の負傷。全選手が揃うのは、いつになるのだろうか…。

【イタリア】クラブ批判の本田、ミランと話し合いへ

 痛烈なクラブ批判で日本、そして現地イタリアでも世間を賑わせている日本代表FW本田圭佑。親善試合イラン戦後にイタリアへ帰還した際にはクラブと話し合いを設ける予定となっている。

 現時点でその結果は明らかになっていないが、現地での報道では罰金処分が待っているとも報じられている。シニシャ・ミハイロビッチ監督は本田の発言を「気にしていない」と話しているが、出場機会を剥奪される可能性もある。

 それは今週末のトリノ戦で明らかになることだが、具体的な罰則に有無について、そして本田の発言をミラン首脳陣がどう受け止めたのかは、もう少し長く観察する必要がありそうだ。

【日本】ハリルJ、“完全アウェイ”の敵地イランへ! と思ったら…

 日本代表は13日、親善試合でFIFAランキングではアジアトップとなる39位のイラン代表と対戦した。

 ヴァイッド・ハリルホジッチ監督たっての希望で、アウェイ開催となった一戦。会場は9万人収容のアザディスタジアムで行われた。アジア三次予選、そしてロシアW杯に向けた強化として、“完全アウェイ”の環境でいかに自分たちのプレーができるかどうかが期待されていたが、ふたを開けてみれば期待外れの光景が待っていた。

 試合開始1時間前にスタジアムにいたイランサポーターは数千人ほど。試合開始が近づくにつれて徐々に増えていくも巨大スタジアムの観客席が埋まることはなく、およそ2万人程度(推測)の観客数となった。

 1999年にジュビロ磐田がイランの名門エステグラルと対戦した時には12万人が駆け付けたことでも知られるアザディスタジアムだったが、今回は現地時間で平日17時という時間帯だったことも影響しているかもしれない。

text by 編集部