Doctors Me(ドクターズミー)- 「ワタシってブサイク?」…身体醜形障害が急増中のワケ

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読者のみなさまの中には「自分はブサイクだ…」などと思い悩んでおられる方もいるかもしれません。ニキビが気になって何回も鏡を見たり、目の大きさや鼻の形が気になって悩んだり、ウエストのお肉が気になったり、足の長さがどうも気にかかってしまったり様々な外見上の悩みを持っている方は多いでしょう。特に思春期など、自分の外見は誰しも気になり、悩みの種となるものです。

ただし、この悩みが極端に強い場合、それは身体醜形障害という精神障害のひとつかもしれません。 今回は、身体醜形障害とはいったいどのようなものか、医師に解説していただきました。

身体醜形障害とは?

身体醜形障害は、特に他人から見ると気にならない外見や容姿の特徴などが自分では気になってしょうがなくなり、とらわれてしまい、社会的な生活に支障がでる精神疾患です。醜形恐怖症や、英語でのBody Dysmorphic Disorderの頭文字をとってBDDと呼ばれることもあります。

身体醜形障害の原因は?

はっきりとわかっているわけではありませんが、様々なことがきっかけとなります。子どもの頃などに、容姿や外見のことをからかわれたり、そのことでいじめられたりしたりすると、その体験が精神的なダメージとなり、それが成長してからも強く残ります。

そのような状況で、たとえば仕事や恋愛といった、人間関係などがうまくいかなかったり、ストレスが続いたりすると、うまくいかない理由は全て自分の容姿や外見が悪いからだと思いこんでしまって、前にも増して外見や、自分の思う欠点について思い悩むようになってしまいます。

また、不安が強かったり干渉しやすい親がいるなど、家庭環境が影響することもあるといわれています。

あなたは当てはまる?症状はどんなもの?

多くの人は、まわりから見ると気にならないようなことに対して強いこだわりを持ち、悩んでいます。どれだけまわりが、気にならない、醜くはない、変ではない、と言ったとしても、納得することはできません。鏡を何回も見て確認したり、逆になるべく鏡を見ないようにする人もいます。気になる部分を過剰に隠すようにすることもあります。他人に自分の気になるところについて、大丈夫かどうか何度も確認するようなこともあります。

美容整形などを行い、それでも満足せずに繰り返して美容整形手術を繰り返しておこなうこともあります。いずれも、強迫観念や不安によっておこなわれる行為といえます。

予防法や治療法はある?

精神科や心療内科での、認知行動療法や、抗不安薬、抗うつ薬などの薬物療法が有効であるといわれています。治療者と信頼関係をつくり、自覚のない人も多いため、障害について把握し、自分の外見や自分自身についての考え方を改めていきます。

医師からのアドバイス

身体醜形障害になりやすいのは、子どもの頃にかわいらしい外見をしていて、母親など、まわりから外見についてかわいいとほめられて成長した人が多いといわれています。どのような人でも欠点があるのが当然と、ありのままの自分を受け入れることが大切ですね。

(監修:Doctors Me 医師)