Doctors Me(ドクターズミー)- 男性もなるって本当?「男性乳がん」について教えて!

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乳がんは、女性にとって大きな死亡原因の一つです。特に40代後半の女性に多いといわれていますが、なかには比較的若い30代の女性でも発症することがあります。「まだ若いから」と油断せず、乳房のしこりなど異常に気付いたら、早めに専門医を受診して検査を受けることが推奨されています。

この乳がん、一般的に女性がかかるものと思われがちですが、実は男性にも発症することをご存知ですか? 今回は、このあまり聞きなれない乳がんの原因や症状について、医師に聞いてみました。

男性乳がんの原因は?

男性における乳がんの割合は女性に比べると少なく、全体の1%未満といわれていますが、若年から高齢まで幅広い年齢層において発症する可能性があります。特に多いのは、60〜70歳くらいの男性といわれています。

乳がんは、乳房にある乳管などの組織や細胞が癌化することで起こります。
この癌化は、放射線にさらされたり、女性ホルモンであるエストロゲンの増加、また、乳がんを発生させる変異遺伝子が遺伝によって受け継がれるなどの影響により、そのリスクが高まるといわれています。

どんな症状が起こるの?

症状としては、女性に比べ乳房に脂肪が少ないため、乳がんがしこりとなってはっきりと現れることが多いです。また、がんのステージや種類によっては乳房が腫れたり、赤くなったり、熱くなるというような炎症の症状がでることもあるほか、乳頭から分泌液がでることもあります。転移が起こると、その部分にも痛みや機能不全などの症状がでます。

乳がんになりやすい男性は?

放射線を受けやすい環境にいる人や、肝硬変などによる肝機能障害やクラインフェルター症候群などの先天性疾患がある人などは、女性ホルモンの量が増えて乳がんになりやすくなります。
また、女性男性に関わらず血縁者で乳がんにかかったことのある人が複数いる場合も、乳がんになりやすいといわれています。

医師からのアドバイス

もし乳がんにかかってしまったら、そのステージに応じて、手術や化学療法が行われます。女性ホルモンなどの影響も受けやすいので、もともとの持病などをしっかり治してコントロールすることも、男性乳がんを起こさないためには大切です。
「男だから、乳房にしこりがあっても気にしない」という考え方は禁物です! 異常に気付いたら、ただちに専門医を受診してくださいね。

(監修:Doctors Me 医師)