専門誌では読めない雑学コラム
【木村和久の「お気楽ゴルフ」連載●第25回】

 先日、茨城方面でゴルフをして、つくばエクスプレスに乗って帰る際、途中下車して『ららぽーと柏の葉』に寄りました。ここがまた楽しくて、常磐方面の寄り道スポットとして、時々使わせてもらっています。

 何がいいかって、ゆったり買い物が楽しめるんですよね。

 渋谷に行って、『ZARA』だ『H&M』だといろいろな店舗を回って服を買っていると妙に疲れます。店への移動が疲れるし、人ごみも大変だし、地価が高いので、店内がコンパクトにまとまり過ぎていて圧迫感もある。

 それに引き換え、『ららぽーと』にあるショップの広くて開放的なこと。お客さんは適度に入っており、詰め込み過ぎ感がまったくない。まるでロサンゼルスのロデオドライブ(※)で買い物しているみたいだわ〜って、それは言い過ぎですか。
※ビバリーヒルズにある高級ショッピングストリート。ブランドショップが立ち並ぶ、アメリカ・ロサンゼルスの観光スポットのひとつ。

 そんなわけで、アフターゴルフの楽しみは、巨大ショッピングモールがオススメです。食事もできるし、映画も観られますから、一日中いても飽きない。むしろ、そこから帰るのがおっくうになります。

 そもそも日本の地方都市は、ほとんどが"シャッター商店街"化して、『イオン』や『アリオ』などのショッピングモールが、街の機能を吸い取ってしまいました。田舎育ちの私としては、ショッピングモールが商店街です。

 故郷石巻に帰ると、『イオン』にまず集合。そこで食事をして、買い物して、映画を観て、終(しま)いには飲んで、とずぅ〜っと居る。もはや、『イオン』の外には出られない体、コタツに入った三毛猫状態になっているんですね。

 一方、たまにクルマで帰る場合の寄り道スポットは、『アウトレット』です。これは、「帰りに寄れ!」と指示しているのか(?)、インターの近くにあるのがお約束です。だったら寄るしかないです。

 ゴルファー関係でオススメは、東北道の佐野藤岡インター近くの『佐野プレミアム・アウトレット』じゃないですか。ここは、キャロウェイやテーラーメイド、ブリヂストンスポーツなど、ゴルフ関連商品が充実しているのがうれしいです。

『アウトレット』は在庫オンリーなので、今ある商品がなくなれば、次の入荷待ち。その分、どこのメーカーとは言いませんが、売れ筋ドライバーのちょっと古くなった品物を、格安で販売している場合があります。うまくすれば、思わぬ掘り出し物に遭遇できるかも......。

 ただ、クルマ派の方は、帰り道にいろいろ楽しんでも、また誰かが運転して帰らねばなりません。睡魔との戦いが待っていたりします。それに比べて、電車派はそのまま、電車に揺られて爆睡して帰れる特権があります。

 そこで、電車派にはさらにオススメなのが、健康ランド&宴会ツアーです。そういうのが好きな友だちが開催しているんですが、これが妙に楽しい。

 プレーが終わったら、ゴルフ場の風呂に入らず、健康ランドに集合。特別凝(こ)った健康ランドじゃなくていいんです。ゴルフ場に近いところにある、スーパー銭湯の『極楽湯』なんか最高ですね。風呂の数がハーフコース分ぐらいあって、それぞれのお風呂にしっかり1時間は入って体を癒(いや)します。

 そして、そのあとに宴会です。個室を予約し、そこで表彰式を兼ねたパーティーが始まるわけです。そうすると、「なんで風呂上がりは、アルコールの吸収がスムーズなんだろう」「どんどん体にしみ込んでくぅ〜。いやぁ〜、極楽だわ〜」って具合になって、だから『極楽湯』ですか。

 すっかり酔っ払って、外に出ると満天の星空がお出迎えです。「今日はやたら星が綺麗だな〜、六本木なのに〜」って、何を眠たいこと言っているんですか、ここは埼玉のかなりの郊外ですよ。ふと我に返り、そこから家に帰るまで電車に揺られること1時間半、乗車時間の退屈さに耐えられず、また車内で宴会。宴は尽きることがないんです。

 どうです、今回はアフターゴルフのお話を書いているんですが、ゴルフの内容はまったくナシでしょ。それでも楽しい。もはやゴルフは、オヤジが外で遊ぶための口実、アリバイ作りかもしれません。なにしろ、その宴会列車のあと、友だちは夜のネオン街に消えて行きましたから。

 一旦オフとなり、休みの日となったら、とことん、遊び倒すんでしょう。それもまた楽しい。

 みなさんもぜひ、ゴルフを中心に、楽しいレジャーの一日を組み立ててみてはいかがでしょう。家に帰ってカミさんに「ゴルフなのに帰り遅いわね〜」って言われたら、「ナイターゴルフなんだよ〜」と言えば大丈夫。都内だと『東宝調布スポーツパーク』でナイターやっていますからね、そこはメモメモ〜。

【プロフィール】
■木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。

木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa