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ルネサス エレクトロニクスは10月15日、産業機器向け機能安全規格であるIEC6150などに準拠した機能安全システムの開発期間を短縮することを可能とする「セーフティ・リファレンス・キット」を開発、即日提供を開始した。

同キットは、産業機器向け機能安全システムの開発において、従来はユーザが独自に開発する必要があった作業を、ルネサスが実施し、その結果を設計データ、ドキュメントなどのリファレンスとして提供するというもの。大きく同社の32ビットマイコン「RX631」を用いた「ハードウェア設計のためのリファレンス・ハードウェア」、IEC61508-2/3の診断技法に沿ったRX631の自己診断や監視プログラムをソースコードで提供する「ソフトウェア設計のためのリファレンス・ソフトウェア」、テュフ ラインランド ジャパンより記載内容・記載方法の確認を受けた安全仕様(安全要求仕様書)と、その実現仕様(安全コンセプト)を利用できる「認定を取得するためのリファレンス・ドキュメント」から構成されており、これらを活用することで、作業期間を最大で6〜7割程度削減することができるようになるという。

また、有償ながらセーフティ仕様検討やカスタマイズ、認証、評価におけるハードウェア、ソフトウェアに関するサポート・メニューも用意されており、さらなる開発期間の短縮なども図ることが可能となっている。

なお、すでに同社は、機能安全向けとして、マイコンの故障診断と自己分析を行う「セーフティ・パッケージ(RX111用、RX631、RX63N用)」を販売しているが、今回のソリューション含め、今後も機能安全システムの早期開発の実現に向けたアプリケーションのラインアップ強化やサポートの提供などを図っていく計画としている。