サプリメントなどで見かけることが多くなった「ビタミン様物質(ビタミンようぶっしつ)」。気になってはいるけど、一体どんな成分なの? ビタミンとは違うの? と疑問を持っていませんか。ここでは最近注目を集める主なビタミン様物質についてご紹介しましょう。

ビタミン様物質とはどんな成分なの?

ビタミン様物質はビタミンに似た機能を持ち、ビタミンのはたらきを助ける成分のことです。微量でも体内の代謝を助ける作用があります。ビタミンとちがって体内で作り出せるので、生命維持のために絶対摂取しなければならない、とはまだ定義されておらず、ビタミンやミネラルと比較しても研究途上の成分です。しかし健康・病気予防の目的で摂るとよい成分として注目を集めています。

どんな成分と健康効果があるの?

ビタミン様物質といっても、種類や作用はさまざま。ビタミン様物質の主な成分と含まれる食べ物を紹介しましょう。

□脳神経系に大切なイノシトール

神経の細胞膜を構成するリン脂質(ホスファチジルコリン)の成分。脳細胞へ栄養を補給し、神経を正常化。脂肪やコレステロール値を調整、毛髪の健康を維持。さつまいも、トマト、すいか、桃、小麦胚芽。

□アンチエイジング作用が注目、オロット酸

別名ビタミンB13。ビタミンB12や葉酸の代謝を助けて、脂肪肝・老化を予防。かぼちゃの種、ごま。

□脂肪燃焼作用を持つカルニチン

別名ビタミンBt。脂肪燃焼作用を持つ。羊肉、牛肉。

□記憶力アップ?! コリン

細胞膜を構成するリン脂質の成分。神経伝達物質としてはらき、血管拡張、脂肪やコレステロール値調整、記憶力を高める作用がある。豚・牛肉、レバー、卵、大豆。

□白髪やシワにも良いとされるパラアミノ安息香酸

アミノ酸の一種。葉酸の構成成分。白髪やしわ、しみなど肌や髪の老化防止、腸内の善玉菌の繁殖を助ける。レバー、卵、牛乳、玄米、胚芽パン。

□ビタミンCを助けてくれるビタミンP

フラボノイド、ルチン、ケルセチン、ヘスぺリジンなどの総称。ビタミンCの機能を助けて毛細血管を強化。脂肪やコレステロール値を調整、血圧を安定させる。かんきつ類、さくらんぼ、そば。

□おなじみのCOQ10こと、ビタミンQ

別名コエンザイムQ10、ユビキノン。肉や魚に含まれる脂溶性の物質。抗酸化作用、免疫力アップの機能を持つ。豚・牛肉、レバー、かつお、まぐろ。

□胃腸の調子を整えたければビタミンU

キャベツから発見されたので、別名キャべジン。胃酸の調整、胃粘膜の強化により、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の治療に使用。たんぱく質の合成を促進。レタス、セロリ、アスパラガス。

□ビタミンCやEを助けるリポ酸

抗酸化作用を持ち、ビタミンC・Eのはたらきを助ける。加齢とともに減少するので食品から摂取が必要。肝臓を強化して解毒作用を促進。血糖値を正常化して疲労回復を助ける。レバー、酵母。

いかがでしたか?自分に足りていないビタミン様物質を上手に摂ってみてくださいね。

writer:松尾真佐代