ラグビー日本代表に共鳴…なでしこ佐々木監督「感動した」

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 日本女子代表(なでしこジャパン)の佐々木則夫監督が来夏のリオデジャネイロ五輪を目指して契約を更新し、11年女子W杯ドイツ大会以来となる世界一を目標に掲げた。

 08年からなでしこジャパンを指揮する佐々木監督は11年女子W杯で初優勝に導き、12年ロンドン五輪でも女子サッカー初のメダルとなる銀メダルを獲得した。大会連覇を目指した今年の女子W杯カナダ大会でも準優勝。主要3大会連続でファイナルまで勝ち進んだ。

 それでも「ここ2大会、シルバーチャンピオンで終わっているなでしこをゴールドチャンピオンにしたいという思いが高ぶったので、契約させていただいた」と、あくまで目標は世界一。来夏のリオ五輪を見据え、まずは来年2〜3月に大阪で開催されるアジア最終予選を突破することが目標となる。

 前日13日にはラグビーW杯イングランド大会で3勝を挙げたラグビー日本代表が帰国。大会初戦では優勝候補の南アフリカを破るなど世界を驚かせた名将エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)と過去に対談したことがあるという佐々木監督は、エディージャパンの活躍にも刺激を受けたようだ。

 エディーHCは日本人の特長を生かした「Japan Way(ジャパンウェイ)」を提唱し、W杯で大きな成果を挙げたが、日本サッカー協会も「ジャパンズウェイ」という日本が目指すべきスタイルを掲げている。実際、なでしこジャパンは日本らしいサッカーで世界を席巻し、11年女子W杯で頂点に立った。

 佐々木監督は「(ラグビー日本代表の試合は)全試合、テレビで見させてもらったが、この4年間で非常に良いチームをつくり、『ジャパンズウェイ』らしく戦う姿勢を見せていただいた」と述べ、「僕自身も感動したし、僕ももっともっとなでしこの特長を生かした質の高いサッカーを次回の大会で見せられればと感じた」と、決意を新たにしていた。

 12年4月からチームを率い、今大会を最後に退任するエディーHC。「前に対談したとき、『佐々木はよくそんなに長く(監督を)やれるな。プレッシャーはないのか? 僕は4年だ』と冗談で言っていたけど、本当に4年で終わって、非常に惜しい監督だなと」と、過去のエピソードも明かした佐々木監督。自身は来年でなでしこジャパンの監督として9年目に突入する。

(取材・文 西山紘平)