10月は結婚式シーズンです。「おめで鯛」席では、古くから縁起のよい魚として鯛のお頭つきが出されます。鯛の旬は仲秋から春先にかけて。おいしく鯛がいただけるこの季節に疲労回復やダイエットにも効くといわれる鯛の栄養価に注目してみてください。

鯛のうまみ成分グルタミン酸とは?

「腐っても鯛」といわれるように、鯛は上品なうまみを持つ高級魚。グルタミン酸やイノシン酸などのうまみ成分が多く含まれます。グルタミン酸は、たんぱく質を構成するアミノ酸の一種。こんぶなどの海藻、パルメザンチーズ、緑茶、トマトなどにも含まれます。神経伝達物質としてのはたらきも持ち、脳を活性化して記憶力や学習能力をアップ、認知症予防にも効能があるといわれています。アンモニアを肝臓で解毒することで、疲労回復や免疫力アップにも。グルタミン酸は肌の角質層で保湿成分となっているので、美肌効果も期待できます。さらにGABA(ギャバ)という脳内の興奮を鎮める物質を作り出し、ストレス解消を促します。

低カロリーでダイエット女子におススメ!

鯛は低脂肪で高たんぱく質。特に天然物は養殖物の半分のカロリーしかないので、できれば天然物を選びたいですね。ビタミンB群、ビタミンC・Eなどビタミンも豊富。特にビタミンB1が豊富で、ビタミンB1は糖質をエネルギーに換えてくれます。その結果、脂肪が燃焼しますし、疲労回復にも効果的。体内の余分な塩分(ナトリウム)を排出させて血圧を下げるカリウムやマグネシウムも含まれるので、血圧が気になる人にもおススメです。青魚よりは少ない量ですが、鯛には血液をサラサラにするEPAやDHAも含まれます。

お正月の鯛は高い値段がついていますし、鯛は高級魚だからとなかなか手が出ないでいる人もいるかもしれませんね。でもスーパーでよくよく見ると、意外にリーズナブルな値段で買えます。旬のこの時期にぜひ鯛を食べてみてください。


writer:松尾真佐代