香川真司【写真:Getty Images】

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 日本代表は13日、イラン代表とアウェイで対戦して1-1で引き分けた。10年ぶりの対戦はアジアの厳しさを改めて実感させられる貴重な機会となっている。

 その試合後、前半のみで交代した香川真司がメディアの取材に応じている。45分間のプレーは「予定通り」と明かした日本の10番は、同時に「自分のプレーの精度も高くなかった」と低調な出来を悔やんだ。

 チームとしてもイランの組織された守備と迫力ある攻撃に苦しめられた印象だが、香川は「相手のフィジカルも含めて強かったですし、ちょっとやはり戦いが苦しかったですね。ミスも多くて」と述べ、悪い流れを作ってしまった自分たちのプレーに納得していない。

 これまで通り「フィジカルの強い相手に対してどうやって攻撃を組み立てていくのかはすごく課題が残りました」と日本が長年抱えてきた問題点を挙げるにとどまったが、そこからは底知れぬ悔しさがにじみ出る。

 そして後半から出場した清武弘嗣も好プレーで起用に応えた。香川も「後半少しスペースが空いた中ですごくいいボールを供給していた」と、その出来栄えを認めている。これまでのW杯予選で出場機会の少なかった選手たちが出場して優れたパフォーマンスを見せ、チーム内の競争は激しさを増している。

「みんな裏への意識をしていましたけど、そう簡単に起点は作らせてくれなかったですし、またボールが入った時の寄せもすごく速かった。そこで失うんじゃなくて、ファウルであったり、1つそういうところで起点を作らないといけない」

 自身も含め、試合運びや組み立ての部分で物足りなさを感じたのは事実。香川も選択肢の少ない攻撃には課題を感じている。

 イランとは今後W杯アジア最終予選で再び対戦する可能性も十分に考えられる。今回の試合から何を見つけ、どう克服していくのか。世界に通用する日本を作るにはヴァイッド・ハリルホジッチ監督だけでなく、選手たちの自立と奮起も重要になるだろう。

text by 編集部