日本は後半立ち上がりに武藤のゴールで同点に追いついた。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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 国際親善試合のイラン対日本は、10月13日にイランのアザディスタジアムで日本時間の22時30分にキックオフされ、1-1のドローに終わった。

【日本 対 イラン】サッカーダイジェスト取材記者の採点&寸評

 日本のスタメンは、GK西川周作、DFは右から酒井高徳、吉田麻也、森重真人、米倉恒貴が並んだ。ボランチには長谷部誠と柴崎岳が起用され、トップ下には香川真司。3トップは、右サイドに本田圭佑、左サイドに宇佐美貴史、中央には岡崎慎司に代わって武藤嘉紀が入った。

 試合は前線からの積極的なプレスでリズムを掴もうとする日本に対し、イランもスピードのある両サイドからの攻撃で容易に主導権を渡さない。イランは立ち上がり、枠を外れたもののFK、スローインから二度ヘディングシュートを放つなど、空中戦の強さを見せつける。

 15分過ぎからはセカンドボールの対応で後手に回り、ボールを支配される時間帯が続いたが、森重、吉田が堅実な対応を見せ、致命的なピンチには至らない。試合は徐々に膠着状態に入っていく。27分、日本は長谷部がミドルシュートを放つが、相手GKに阻まれる。

 逆に35分には左サイドを破られ、決定的なクロスを入れられるが、相手FWのシュートミスに助けられ、事なきを得た。さらに37分には右サイドからクロスを入れられ、最後はトラビにヘディングシュートを放たれるが、ここはGK西川がセーブした。

 終盤、日本は押し込まれる展開に。イランの素早い出足に縦に付ける効果的なパスを出せず、逆にイランがパスカットからリズムを掴む時間帯が続く。

 そして44分、イランのトラビにドリブルで日本陣内のペナルティエリア内まで持ち上がられると、これを吉田がエリア内で倒し、PKを取られてしまう。このPKはGK西川が一度は阻んだものの、リバウンドをトラビに押し込まれイランに先制を許した。日本は前半のラストプレーで失点を喫する展開となった。

 後半、日本は香川に代えて清武弘嗣を投入して臨む。立ち上がりのピンチを凌いだ日本は48分、右サイドの本田のクロスから武藤が頭で合わせると、これが相手GKの判断ミスも重なり、イランゴールに転がり込む。日本が早い時間帯で同点に追いついた。

 その直後、日本は武藤が自陣からドリブルで抜け出し、GKと1対1を迎えたもののシュートを打ち切れず、こぼれ球を拾った本田もDFのカバーリングに阻まれ、惜しいチャンスを逸した。

 その後、日本は宇佐美に代えて原口元気、本田に代えて岡崎を投入する。前線の顔ぶれは1トップに岡崎、右サイドに武藤、左サイドに原口となった。さらに72分、柴崎に代えて柏木陽介が起用された。

 75分、日本は波状攻撃を仕掛け、右サイドからのクロスに清武が合わせたものの、シュートはヒットせずゴールには至らない。交代選手のフレッシュな動きで勢いを増した日本が推進力のある攻撃を見せる。 

 しかし84分、日本はセットプレーからピンチを迎える。左サイドからのFKを中央でヘディングで合わせられ、あわや失点という場面。だがこれは枠を外れた。

 そして日本は88分、武藤に代えて南野拓実を投入。南野はこのイラン戦がA代表デビューとなった。しかし南野に見せ場は訪れず、試合はこのまま1-1で終了となった。