複雑な人間関係や仕事の疲れはストレスの原因となりますが、食べ物でストレスを解消することもできるんです。イライラ解消に効果的なのは、カルシウムだけではありません。ここでは、ストレス解消に効果のあるいろいろな栄養素をご紹介します。

カルシウムの効果を高めるにはマグネシウムが必要

もちろんカルシウムには、心を落ち着かせイライラを鎮める効果がありますが、カルシウムだけ摂取するのは健康に良くないことが分かってきています。カルシウムと相性のいい栄養素はマグネシウム。カルシウム2に対して、マグネシウム1の割合で摂取することで、骨からカルシウムが流出してしまうのを防ぐことができます。カルシウムとマグネシウムの組み合わせで、神経を鎮静する作用もアップします。カルシウムは乳製品や緑黄色野菜に多く含まれますが、それだけではマグネシウムが不足してしまうので、マグネシウムが多く含まれるナッツや海藻類、胚芽米などを食べてマグネシウム不足を補いましょう。

ビタミンB1もイライラの解消に効果的

脳のエネルギーが不足することもイライラの原因となります。脳の栄養となるのは糖質ですが、糖質の代謝を促すビタミンB1が不足すると、疲労感や倦怠感がつのり、集中力も下がってしまいます。日本人は炭水化物(糖質)の米が主食なので、それを代謝するためのビタミンB1の補給が間に合わず不足してしまうことが多いのです。ビタミンB1が多いのは豚肉やウナギですが、穀類の胚芽の部分にもビタミンB1は多く含まれているので、いつも食べている白米を玄米に変えるだけで、ビタミンB1をたくさん摂ることができます。

話題のプロバイオティクスにもストレスを軽減する効果が!

腸内環境のバランスを整える効果があるということで、プロバイオティクスが話題になっています。プロバイオティクスとは腸内フローラのバランスを調整し、体にいい影響を与える微生物のことで、その代表が乳酸菌やビフィズス菌です。ストレスにも関連が深い神経伝達物質のセロトニンやドーパミンは腸内で作られているので、腸内環境を改善することで、心を落ち着かせる効果が期待できるのです。プロバイオティクスにはストレスホルモンコルチゾールの分泌を抑えるとも言われています。手っ取り早く摂取するには、ヨーグルトがおススメです。


writer:岩田かほり