【日本代表プレビュー】格好の相手

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▽日本代表は13日(火)、イラン・テヘランのアザディ・スタジアムで、イラン代表との国際親善試合に臨む。先月8日に行われたロシア・ワールドカップ(W杯)のアジア2次予選のアフガニスタン代表戦でアザディ・スタジアムを使用しているが、イラン代表とは10年前のワールドカップ(W杯)予選で対戦(いずれもホームチームが2-1勝利)して以来の顔合わせだ。ちなみに現在の日本代表メンバーには、フル代表でイランと対戦した経験のある選手はいない。

▽対戦相手のイランは、FIFAランキングで日本よりも上位(日本は55位、イランは39位)に位置するアジアでは数少ない代表チーム(現在はイランと韓国のみ)であり、アジアではトップに位置している。ハリルホジッチ監督率いる日本代表のアジアにおける現在地を計るには格好の相手であり、環境でもある。アジア2次予選のグループCでオマーン代表と熾烈な首位争いを演じているイランだが、ロシアW杯の切符を懸けた3次予選に進出してくる可能性は高い。その3次予選で同組となる可能性もあるだけに、敵地で行われる今回の一戦は貴重な経験になるだろう。

▽ハリルホジッチ監督は試合前日のメディア対応で、「何人かの選手を入れ替えて試合に臨むつもりだ。私にとっても、何人かの選手の可能性を探るため、この親善試合を有効に使いたい」とコメント。チーム内の競争意識を高め、若手に経験を積ませることに主眼をおき、先のシリア代表戦から5〜6人を入れ替える意向を示した。このところ出場機会が減っていたMF柴崎やFW武藤、久々の代表招集となったMF柏木や初招集のFW南野にといった選手にとっては自身の力をアピールする格好の場でもあるだけに、試合内容と共に彼らの姿勢やパフォーマンスにも要注目だ。

▽また、ハリルホジッチ監督はイラン代表のフィジカルコンタクトの強さを警戒しており、ハイボールを使ってくる相手の土俵で勝負するのではなく、グラウンダーのパスをスペースに送る戦い方で応戦することを求めている。アジアのトップレベルを相手に、そういった狙いをどこまで実行し、うまくいかなかった場合にどう対処できるのか。実力が近い相手でもあるだけに、選手や指揮官の対応力もこれまで以上に問われることになりそうだ。いろいろな意味で試金石となり得るイランとの一戦は、本日22:30にキックオフを迎える。