一般的に食べ物を食べるときには、一口20〜30回噛むのが理想とされます。これより少ないという人は、いわゆる「早食い」です。でも現代は柔らかい食べ物も多く、ほとんどの人が早食い状態で食事をしています。忙しい時などは、つい早食いになってしまうのも分かりますが、よく噛んで食べることの美容&健康効果は大きく、これを見逃す手はありません。

よく噛むことのダイエット効果とは?

一口当たりの咀嚼回数を増やす「噛むだけダイエット」が流行っています。私たちが満腹感を感じるのは脳の働きによるので、食事をすればすぐにお腹がいっぱいと感じるわけではなくタイムラグがあります。よく噛んで食べると食事に時間がかかりますが、食事中に満腹感を感じることができるので、食べ過ぎを防止することができます。またよく噛むことで交感神経が刺激されると、脂肪の分解と燃焼を促進するノルアドレナリンが分泌されます。もちろん何回も咀嚼することで、あごの筋肉が鍛えられて、小顔になる効果もありますよ!

よく噛むとこんな健康効果が期待できる

よく噛むとそれだけ唾液の分泌が多くなります。唾液には強力な殺菌・除菌作用があるため、唾液が出やすくなれば、口の中だけでなく食道や胃の中の雑菌や真菌の繁殖を抑えることができます。最近では唾液の不足によるドライマウスが問題になっています。口中の唾液が不足して乾いてしまうと、虫歯になりやすくなるだけでなくさまざまな病気の原因ともなってしまいます。さらに、よく噛んで食べると脳が食事モードに切り替わるので、胃液の分泌が促進され、消化・吸収の際の胃の負担を軽減する効果もあります。

一口で何回ぐらい噛めばいいのか?

それでは、食事をする際に一口当たり何回くらい噛めばいいのでしょうか? 咀嚼による十分な美容&健康効果を得るには、一口200回噛むといいとも言われています。でも早食いの人にとって、平均値の20回〜30回噛むのも難しいですよね。まずは一口50回の咀嚼を目標にして、少しずつ噛む回数を増やしていきましょう。最初はゴボウやレンコンなど、噛みごたえのある食材を使ってよく噛む練習をするのも効果的です。噛むのが苦手という方は、固めのノンシュガーガムを何度も噛んでみるのもいいでしょう。噛む練習をして噛む習慣をみにつけてくださいね!


writer:岩田かほり