[ドデスカ!-名古屋テレビ]2015年9月30日放送の全力リサーチのコーナーで、長久手市と瀬戸市の魅力を紹介していました。

愛・地球博で注目集めた

今年6月に発表された住みよさランキングは、経済誌を専門に扱う東洋経済新聞社が毎年全国規模で行う格式高い調査です。

長久手市は10年前に「愛・地球博」を開催し、世界中から100万人以上が訪れました。

場所は名古屋市の隣で、人口は5万2022人と名古屋市のおよそ45分の1。

2012年までは市ではなく、愛知郡長久手町だったこの街が全国2位になった魅力とはなんでしょうか?

モリコロパークにある「サツキとメイの家」(y_katsuuuさん撮影、Flickrより)

長久手市の魅力とは?

長久手市の歴史に詳しい加藤孝雄さんによれば、一番の目玉は地下鉄藤が丘駅ができた昭和45年で、ここから大きな脱皮が始まったとのこと。

それまで水田や森7ばかりだった町が、おしゃれタウンに大変身し、昭和45年から40年の間に、人口は約5倍に増加しました。しかも平均年齢は37.7歳と、全国1位の若さとなっています。

長久手市民に魅力を聞いてみると「都会と自然が共存している」「交通の便が良い」という声が多く聞かれました。

さらに一番人気だったのは万博の跡地である「モリコロパーク」で、「モリコロパークがあるから」という理由で長久手市を選んだ方もいるほど、長久手ママにはたまらないスポットのようです。

長久手に対抗心を抱く町とは?

長久手が注目される一方、明暗が分かれた町がありました。それは長久手と一緒に、万博を開催したお隣の瀬戸市。

皆さん覚えていますか?当初万博を誘致していたのは、瀬戸市でした。

開催決定後、予定地ではオオタカの巣を発見、環境への配慮からメイン会場は長久手市に移転することになったのです。

瀬戸市にも魅力はたくさん

あれから10年、長久手は愛知県内1位となった一方、瀬戸市はなんと県内最下位という結果に。

この事実を「せともの祭り」にわく瀬戸市民に伝えてみると、皆さん「嘘でしょ」「良いところたくさんあるよ」とのこと。

瀬戸市民自慢の一番は、もちろん1300年の歴史を誇る瀬戸焼。「せとものは絶対に負けてない」と小学生も自慢するように、焼き物の歴史は日本でも有数です。

グルメでは醤油で味付けした「瀬戸焼きそば」、有名人では瀬戸市出身の瀬戸浅香さんのお名前が挙がっていました。

と、世紀のローカル対決となった今回の戦いですが、どちらも魅力たっぷりの町です。ぜひもっと多くの方に知っていただきたいですね。(ライター:神谷祐美)