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4年分の「たら」「れば」を噛み締める!

熱戦つづくラグビーワールドカップ。10日は日本にとっても大きな意味を持つ注目の一戦が行なわれました。プールBからベスト8進出を争うライバル、スコットランドの試合です。この試合の結果いかんによっては、日本にベスト8進出の可能性が残るかもしれないということで、日本の多くのファンも日本戦並みの熱意で試合の行く末を見守りました。

結論から言えば、スコットランドはサモアを下し、ベスト8進出を決めました。日本はアメリカ戦を残していますが、その結果がどうなろうがもうベスト8はありません。その意味では、残念な結果です。試合中盤まではスコットランドがリードを許しており、そして試合終了のほんの十数秒前まで「まだ可能性がゼロではない」という展開だっただけに、惜しまれる結果です。

その「惜しさ」を手土産にしたい。

このスコットランドVSサモア戦を見るかぎり、どちらが際立って強いというほどではありませんでした。スコアも33-36という接戦ですし、ほんの少し歯車がズレていれば逆の結果になってもおかしくない展開でした。サモアに完勝した日本のチカラは、スコットランド相手でも十分に勝機があったのだろうと感じさせる結果でした。返す返すも、「南アフリカとの死闘から中3日でのスコットランド戦」という雑魚扱い糞日程への憤りは募ります。

ただ、それも次のアメリカ戦に勝てば、という話。勝って3勝とすれば、あの試合が、あの日程が、あの判定がという繰り言にも実感がこもり、4年間を共に歩む価値が生まれるというもの。「ま、アメリカに負けたからどっちみちダメだったし」で終われば、酒の肴にもなりません。取り逃がした栄光。取り返すべき戦果。2019年の目標、いや「必達の目標」としてベスト8を掲げるためには、本当に本当に惜しかったのだという結果で大会を去りたいもの。

2019年、日本にラグビーワールドカップがやってきます。そこに集う選手、関係者、ファンの誰もが一点の迷いなく「ベスト8」を目標とできるように、日本代表にはしっかりと最後の試合を戦ってもらいたいもの。24年間止まっていた時計、どれだけ進めても急ぎ過ぎるということはないはず。史上初の「3勝してベスト8に行けない“悲劇”の国」として4年後の舞台に立ちましょう。日本が今大会で取り逃がしたものの大きさが、これからの4年間のエネルギーにきっとなる。次戦アメリカ戦は、2019年大会へのスタートダッシュを決める「初戦」です。

ということで、4年分のつまみとなるタラ&レバーを反芻しつつ、10日の「ラグビーワールドカップ スコットランドVSサモア戦」をチェックしていきましょう。


◆火だるま炎上のサモアさんを、レイドローという試合巧者が鎮火!


イギリスでの開催となった今大会。スコットランドにとっては地元開催とも言える大事な大会です。会場となるセント・ジェームズ・パークはサッカー・プレミアリーグのニューカッスルがホームとするスタジアム。今日はバグパイプかついだ楽団がこのスタンドを埋め、「地元」チームへの声援を盛り上げます。

↓ていうか、もうバグパイプ吹きながらきてんのな!

楽しそうで結構!

2019年はその音楽を日本で聴きたい!

↓スコットランドのアンセムと、最後に出てくるレイドロー!超カッコいいな!

2019年、日本でもう一度戦おう!

だから、今日は負けてくれんかのぉ!

試合は激しい殴り合いで幕を開けます。前半5分、前半9分に双方がペナルティゴール1本ずつを決めて3-3にすると、その一発ずつのジャブで火がついたのか、本格的な殴り合いに発展。とりわけ目を見張るのは自由奔放に躍動するサモアの爆発力。日本戦では日本のキャプテン・リーチマイケルがサモアの爆発を警戒して、むやみにトライを狙わず堅実な戦いを展開したと言いますが、その判断の正しさを今さらながらに追認せざるを得ない発火力です。ガソリンは火の気がなければタダの液体ですが、一旦火がついたら辺りは丸焼けなのです!

↓前半11分・12分・14分と「3分で」3トライが生まれる派手な殴り合い!


サイドを突破したトゥシ・ピシ(※日本のサントリー所属)がオープニングトライ!

その直後、自陣インゴール付近でのナナイウィリアムズ(※日本のリコー所属)のクソみたいなパスミスをかっさらわれてスコットランドが追撃のトライ!

その直後、折り返しの攻撃で素早い展開から飛び込んで勝ち越しのトライ!

馬鹿試合wwwwwwwwwwww

全部サモアさん由来のトライやんwwwwww

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その後もとどまらないサモアさんの猛火(※自分もガソリンまみれ)。前半21分にはナナイウィリアムズ(※ガソリンまみれ)の見事なパスを絡めてサモアがスコットランドの防衛線を美しく突破。前半21分までにあっという間の3トライを決めてみせます。「このサモア」は日本戦では見られないものでしたが、もしコレを引き出す試合になっていたらと思うとゾッとしてきます。

しかし、サモアさんには弱点がありました。基本的な根っこの部分がアホだったのです。アホと言うと率直すぎるかもしれませんが、試合をコントロールしていくような上手さはなく、よくも悪くも「やんのかコラ!」「ぶっ飛ばしてやる!」「かかってこいコノヤロー!」という闘志を前面に押し出した戦いぶりしかしない。日本戦でも見られた傾向ですが、ちょっと相性の悪い審判に当たると闘志ゆえの反則やミスを勝手に積み重ねて崩れていきます。

3トライをしながらも、コンバージョン2本のミスもあってサモアさんは20点どまり。逆に相手にも1トライと3ペナルティゴールを与えてしまい、スコットランドは1トライながら16点とピッタリ追走してきています。ここでスコットランドはサモア選手を踏みつけるという思い切ったヤクザ行為によってシンビン(10分間の一時的退場)が出て1人少なくなるのですが、ここからの時間の使い方も上手い。ダラダラと時間をやりすごし、サモアの追加点はペナルティゴール1本の3点にとどまります。

逆に1人少ないスコットランドが反則を足掛かりにサモア陣内に攻め込むと、ラインアウトからのモールで2つめのトライを決めて同点に。うーん、この運命の10分間。ここでサモアさんが一気に試合を決めてくれれば日本的には好都合だったのですが、スコットランドがしぶとく、上手く、巧み。肌を合わせて感じた「サモアさんwww」という気持ちと、「やるなスコットランド……」という気持ちが、改めて甦るようで日本的にも胸熱の展開です。

そして、ひとつポイントとなったプレーが前半終了間際に起きます。サモアさんは押し込んでトライを決めたかのように見えたのですが、その接点にいたスコットランドのレイドローをサモアの選手が引っ張ってしまったことでノートライとされたのです。ビデオで見直せば、別に引っ張らなくても突っ込めそうな場面だっただけに、ここでキッチリとトライを取れなかったことが日本的にも悔やまれます。

↓あーーーーーレイドローの手を後ろから引っ張ってる……!


サモアさん今日も元気だなwww

こりゃ、日本も勝てるわけだわwww

このノートライ自体は、サモアさんの反則の前にスコットランドにも反則があったことで、その時点まで戻ってサモアがペナルティゴールの3点を取って決着。前半は26-23とサモアさんのリードで折り返します。サモアさんは十分に爆発した前半でしたが、「自陣でかっさらわれた謎のパスまわし何やねん」「コンバージョン2本外したの勿体ねぇ!」「スコットランドが踏んだのはレッドじゃないのか?」「ノートライ残念」「ていうか、前半終了間際に何でガムシャラにトライ取りにいって3点追加のチャンス捨てたん?」など取りこぼしも目立つ内容。

↓ここが37-23とか37-16だった可能性もゼロじゃないのに、微リードでの折り返し!

後半息切れ・マジギレするなよ!

しっかりしてくれ、ガソリンまみれのサモアさん(苦笑)!

そして迎えた後半。サモアさんはやはりキレていました。早っ!!動かないスコアと対照的に、イライラしていく顔。確かに、地味な反則を誘ってレイドローがキックを決めてくるというスコットランドの戦い方には、イラッとするところもあるでしょう。「男なら真正面から殴りかかってこい!」というヤクザ的フラストレーションは理解できます。

しかし、こうも思うツボでキレてくれるなら、そのうち何とかなるという気しかしない。ペナルティゴール2本で26-29とスコットランドが逆転したのちも、重ねて反則を犯し、ペナルティゴールを狙われることの繰り返し。たまたまスコットランドが外してくれているので日本ごと命拾いしてはいますが、もはやサモアさんには「真ん中からズドンとひとりで突破」ぐらいの可能性しか感じられない!

↓迎えた後半34分、サモアさんはレイドローのトライで致命傷を負う!(2分半頃から)


水、水、水って言いながら飛び込んだドラム缶はガソリンだったな…。

スクラムハーフがスコンと逆突かれたわ…。

一瞬レイドローがノックオンかと思ったが、スクラムから出るとき誰かが蹴ってるだけやね…。

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サモアさんにも、もう少し賢く戦う展開もあったかもしれません。前半にノートライとされたアレがトライであったなら、その時点で4トライというボーナスポイントの条件を満たし、あとは「勝つだけ」という状態にもっていけたはず。何せサモアさんはこの試合で4トライ以上取って勝てば「日本がアメリカに惨敗したとき」に、逆転で3位に上がる可能性があったのです。

ここは大きな差で、もし3位になれば次回大会は予選免除のシード国となるのです。それがサモアさんの「ひょっとしてスコットランドに勝つかも?」という期待感でもあり、同時に「最後までガンガン攻めてカウンター喰らいそう」という悪寒の理由でもありました。そして、悪いほうに結果は転んだ。

その後、サモアさんは火だるまでインゴールに飛び込み、悲願の4トライ目を奪います。33-36の3点ビハインドで残り2分ほど。まだいける、まだいける。80分を迎えるまでにボールを保持し、それを失わずに相手陣内に攻め込み、ペナルティゴールかトライを決める。最後にワンチャンスある。頑張れサモアさん、頼むぞサモアさん、いけっサモアさん!そんな期待感を焼き尽くしたのはやはりサモアさんで……

↓サモアさんは最後の攻撃チャンスに、ノックオンというかヘディングでボールを失い、そのままノーサイド!
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最後の最後までミスと反則で流れを相手に押しつける試合だったな!

ありがとうサモアさん!日本ラグビーの未来が見えた気がする!

まぁこれで日本のベスト8という可能性は潰えましたが、今大会のテーマはそこではないので、気にする必要はありません。先に向こうの試合が終わった関係で、日本VSアメリカ戦の前に敗退が決まりましたが、「最後の試合まで可能性を残した」ということに違いはありません。十分に戦い、十分に競った大会でした。サモアさんがあとちょっと頑張るかどうかというのは、日本がコントロールできる問題ではないので、気にしても仕方ありません。

ベスト8となるのは2019年でOK。むしろ、2019年にベスト8という大いなる目標を残しておくくらいのほうが、大会の盛り上がり的にもプラスというもの。次回大会では断じて糞日程など許さず、そして「それペナルティです?」みたいな微妙なジャッジを食らうこともなく、可能な範囲ですべてが日本有利になるでしょうし、一番美味しいところはホームにとっておくべき。まず今大会は「3勝」で、十分な資格があることを示しましょう。サモアさん、勝手に期待して勝手に苦笑いしてごめんなさいね!

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日本は「3勝」という歴史を持ち帰るのみ!そして4年間たらればを言うぞ!