日本と独のバディーベア2体の除幕式を終え、握手を交わすケーラー独大統領(左)と小泉首相(撮影:吉川忠行)
画像をクリックすると拡大します画像をクリックすると拡大します
 日本と独の交流を進めるための通年イベント「日本におけるドイツ年」が4日開幕し、東京・港区の六本木ヒルズでオープニングセレモニーが開かれた。

 強風の吹きすさぶあいにくの天候だったが、式典では開幕を祝ってマーチングバンドの演奏などが行われ、独のホルスト・ケーラー大統領は「今日は風が強いが、これはドイツ年にとっての追い風だ」 とあいさつ。小泉純一郎首相は「日本は近代国家に向けて立ち上がった150年前から、ドイツからいろいろなことを学んできた。ドイツ年で日独がますます友好的になれば」とスピーチし、「あいさつは短く、ドイツとの友情は長く」と締めくくって会場を沸かせた。

 セレモニー会場となった六本木ヒルズの66(ろくろく)プラザには、独の首都ベルリンの象徴である熊をモチーフに、独と友好関係にある国のアーティストがデザインした体長2メートルのオブジェ「バディーベア」が127体並べられた。ステージ上には日本と独のバディーベア2体が置かれ、小泉首相とケーラー大統領らが除幕。続いて、ドイツ年を記念してつくられた別の1体に両首脳そろってサインした。



ベルリンの象徴である熊をモチーフにしたオブジェ「バディーベア」(撮影:吉川忠行)
画像をクリックすると拡大します画像をクリックすると拡大します
 国内では06年3月までの間、文化、科学、経済の3つの分野で独を紹介するイベントが 各地で700件以上行われる予定。主なイベントとして東京・上野の東京国立博物館の「ベルリンの至宝展」(4月5日−6月12日)、各地で行われるドイツ映画祭、東京・Bunkamuraオーチャードホールの「シュツットガルト歌劇場公演」(来年2月15、17、18日)などがある。

 六本木ヒルズでは、ドイツ年最初の1週間(4月4−10日)を「六本木ヒルズドイツウィーク」とし、コンサートやオペラを毎日開催するほか、来年3月の閉幕前後にも「ドイツ・デザイン展(仮称)」や「東京−ベルリン/ベルリン− 東京展」(来年1月28日−5月7日)など芸術関連のイベントを予定している。バディーベアの展示は来月8日まで。【了】