アレクサンドル・ココーリン【写真:Getty Images】

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 ストライカー不足に悩むアーセナルが獲得に乗り出していると噂のロシア代表FWアレクサンドル・ココーリンだが、所属するディナモ・モスクワのアンドレイ・コベロフ監督は移籍に否定的だ。

 ロシア紙『ソヴェトスキ・スポルト』に対し「アーセナルへのローン移籍はココーリンにとって間違った選択だと考えている」と語ったコベロフ監督は、ココーリンがビッグクラブでプレーするにふさわしい実力とポテンシャルを備えているとしながら次のように述べる。

「もしクラブが多額を投資していれば、選手には順応する時間が与えられるというのがポイントだ。もし少額の投資(レンタル獲得)なら数試合起用してベンチに置けるし、元々所属していたクラブに返却することもできる」

 加えてコベロフ監督はレアル・マドリーのガレス・ベイルを引き合いに出してココーリンのアーセナル移籍に否定的な見解を示す。

「もしベイルがローン移籍でマドリーに行っていたら、今の彼はないだろう。それは彼に順応する時間が与えられたからだ。ココーリンはまともなクラブでプレーするに値するが、そのためには結果を出して完全移籍しなければならない」

 また、ココーリンの代理人であるキリル・ロジノフ氏もアーセナル移籍をよしとしない。イングランドからの関心を認めたが、すでにオファーに断りを入れており、その決断は絶対に正しいものだったと主張する。

 ココーリンとクラブの間に軋轢はなく、良好な関係を保っていると説明するロジノフ氏は、露『スポルツ』に対し「彼にはビッグクラブでプレーするチャンスがあるものの、それがアーセナルである必要はないし、そこへ行くために必死だったわけではない」と述べ、名門を突き放した。

 ロシア代表としても将来を期待される24歳のアタッカーはどこへ向かうだろうか。アーセナル移籍の可能性は低くなったとしても、ビッグクラブ行きが近づいているのは間違いなさそうだ。

text by 編集部