デジタルサイネージを活用

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NPO法人「シルバーリボンジャパン」は2015年10月8〜11日、東京駅丸の内北口前の商業施設「丸の内オアゾ」(東京都千代田区)1階OO(オー)広場で、精神疾患とメンタルヘルスの理解促進イベント「向き合うと、変わりはじめる写真展」を開催している。開催時間は10〜20時(最終日は18時まで)。

デジタルサイネージ(ディスプレーなどでコンテンツを配信すること)を活用した、精神疾患とメンタルヘルスのイベントとなっている。疾患への理解促進と合わせて、周囲の理解が患者の回復を支えることを社会に広める意図がある。

アメリカ発の「シルバーリボン運動」

シルバーリボン運動は1993年、アメリカのジーン・リーシティー氏が始めた。リーシティー氏の長男が統合失調症を患い、周囲の無理解や偏見に苦しんだ経験から、理解を求めるために手作りの「銀のリボン」を配ったことがきっかけだ。2002年からは日本でも活動を行っている。

うつ病や統合失調症、不安障害などの「精神疾患」で、入院や通院をしている国内の患者は、2011年現在で320万人以上(厚生労働省調べ)。日本人の40人に1人の割合で、かかる可能性のある疾患だ。

イベントでは、実際に回復までつながった患者の実例を、デジタルサイネージで紹介する。患者の映し出されたディスプレーと向き合う形で、来場者は座席に座る。すると、来場者の視線を感知して、患者による闘病中の体験記や、回復に向かうきっかけなどがディスプレーに表示される。最後は「向き合ってくれて、ありがとう」と映し出され、「知療」の重要性を伝える流れだ。このソリューションは、大塚製薬と凸版印刷の共同開発で生まれ、トビー・テクノロジーのアイトラッキング(視線計測)技術を使用している。