CFで自身のプレーを模索し続ける岡崎。今は前を向いた仕掛けをテーマに掲げている。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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 10月8日のシリア戦で先制点につながるPKを獲得し、香川のクロスに合わせてチームの2点目を決めた岡崎は、「反省点のほうが多かったけど、仕事をできたのはFWとしてやっぱり大事。チームの決定的チャンスを、PKを取って、2点目も決めたのは次につながるかなと思います」と自身のプレーを総括した。
 
 これまで2次予選で戦った相手とは異なり、シリアは積極的にプレスをかけ、最終ラインを押し上げてきた。そのため裏にスペースが生まれる場面が多く、岡崎は「相手がガツガツ守備をしてきたので、前半から(裏のスペースを)狙っていた」という。
 
 1点目につながるPK獲得は、その狙い通りの形で「僕が下がったところでなにもできないと思ったし、むしろ駆け引きで相手が来ているなら、味方が持った時に裏を狙えば絶対に一発で行けるなとは思っていた」。ニアで合わせたチームの2点目も、「よりゴール前で力を発揮する」という自身のコンセプトを見事に表現していた。
 
 プレミアリーグで7試合ゴールなしと当たりが止まっていた岡崎は、それでも徐々に空気に慣れ、「前を向いた時にいかに勝負できるかを考えている。PKを取った場面も、ああいうところで躊躇せずに仕掛けるのをプレミアの中でしていかないといけない」というテーマを掲げている。そうしたプレーを代表で表現できたのは、収穫だったと言えるだろう。
 
 次のテーマは、「勝負」のプレーをコンスタントに披露できるかどうかだ。スペースを与えてくれる相手に「躊躇せずに仕掛け」られるのは、ある意味で当然。シンガポールやカンボジアのように守備を固めてくる相手に対しても、同様のプレーができなければゴール数は伸びて行かない。
 
 代表で積み上げてきたゴールは、歴代3位の47得点。ここからさらに上積みするために、岡崎にはさらなる進化が求められている。