慌てる段階じゃなかった!実は弱いのかもと心配されたサッカー日本代表が、2次予選の山場を楽勝突破で一安心の巻。
心配して損しちゃった!

「実は弱いんじゃないか?」という不安によって、アジア2次予選ごときで背水の陣に追い込まれていた感もあるハリルホジッチJAPAN。しかし、その心配は無用のものでした。「グループ最強の相手とのアウェー決戦」という触れ込みで臨んだ8日のシリア戦は、終わってみれば3-0の大楽勝。うむ、心配するほどのことは何もありませんでした。

「やっぱり日本のほうが強いな」という試合を反芻しながら、心配が反転して俄然希望がわいてきました。シリアと日本で見比べれば、質・量・環境あらゆる面で日本が上でしょう。ホームの試合をホームでできないくらいですから、これはもう戦う前から全然違う。しかし、それぐらい苦境にある相手でも、こんなにも不安を覚えたり、やってみるまで安心できなかったり、前半は思い通りにいかない試合になったりする。そう考えたら、サッカーの「差」なんていうのは、大した「差」ではないなと。

先日はラグビーで日本が南アフリカに勝って大騒ぎとなりましたが、サッカー日本代表があれほどの番狂わせを演じることは多分ないです。今、世界で最強のチームはバルセロナなのかレアル・マドリードなのかバイエルン・ミュンヘンなのかドイツ代表なのか知りませんが、そことハッスルマッスルJAPANとの距離のほうが「ラグビーの日本と南アフリカ」より近いと思うので。

地上最強のチームが相手だって、今の時点で「100回やって100回負ける」なんて気はサラサラしません。100回やったら1回くらい勝つでしょう。つかんでひきずり倒されるわけでもないですし。超絶テクニックで決めようが、間違い判定でもらったPKを決めようが、1点に変わりはありませんし。足でやってるんだからアホみたいな失敗をしたりもするでしょうし、向こうが。

「今日絶対に勝ちたい」という日に都合よく「100分の1」が巡ってくるかどうかはわかりませんが、いつかはきっと巡ってくる。一喜一憂したり、罵り合ったりする必要は何もない。日本がシリアに震えるのと同じ程度に、世界一のチームも日本に震えながら試合をするのでしょう。間違いがないことを祈りながら。サッカーというのはそういうスポーツです。

ときに手痛い敗北を喫することもあるでしょうが、このままノホホンとやっているだけでも、会心の勝利を得ちゃったりする日もあるはず。4年かけて命懸けの練習なんかしなくてもそれなりに何とかなる。心配するよりも楽しく見守ればいい。弱くても、強くても、それなりに希望はある。サッカーだから。

2014年の反省から少し遠慮するようなところもありましたが、心を改めました。目標はやはり「ワールドカップ優勝」しかないな、と。実力・実績で本命候補となれれば最高ですが、よしんばそうでなかったとしても「相手チームの謎の腹痛」「間違って点が入る」「コチラに都合のいい糞審判」などのアクシデントも含めて、希望を持っていきたいなと思いました。こんな番狂わせだらけのスポーツで、自分の限界を勝手に決めるなんて、バカバカしいったらありゃしない。

目指せ世界一!

倒せドイツ・ブラジル・アルゼンチン・イタリア・オランダその他!

ということで、世界一への新たな一歩を踏み出したハシリマワルヤマグッチJAPANについて、8日のフジテレビ中継による「ワールドカップアジア2次予選 日本VSシリア戦」からチェックしていきましょう。

◆最速採点をしたら寝てしまったので、遅れに遅れた振り返りです!

公園の隅っこみたいなところに集う日本代表の面々。何かのアクシンデトで控室に入れないのだろうか?と思っていたら、そこが試合前の待機場所だそうです。野球の2軍戦みたいな感じのゆるーい空気。スタンドの客入りはまばらですし、相手方の応援団はちょぼっといるだけ。シリアのお国事情のためなので仕方ないですが、「名ばかりアウェー」といったところ。「魔物」とやらも、これじゃ昼寝でも始めそうです。

実況のアナウンサーが繰り出す「魂の大一番」という煽りも、拡声器で「ニィッポン!!」とがなり立てるサポーターも、君が代が終わる前から拡声器で「ニィッポン!!」とがなり立てるサポーターも、シリア国歌の終了を待ちかねるように拡声器で「ニィッポン!!」とがなり立てるサポーターも、一日経ってみると前のめりすぎな感は否めません。もっとマイルドでも全然大丈夫。10回に1回くらいは負けるでしょうが、ピリピリしたところで10戦10勝はできないのですから。リラックスリラックス。

↓見ろ、スタッフはリラックスしてるぞ!呼んでもいない宇賀神を記入して、メンバー表を提出だ!


いいよいいよ!宇賀神でいいよ!

どうせ全員は使わないんだから!

その位置、予備の予備のGK入れるところでしょ?

宇賀神だろうが六反だろうが、どーせ使わないって!

それでいいよ [通常盤][CD] / 和紗

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そして始まった試合。日本はGKに西川、DFに長友・槙野・吉田・酒井高、中盤の低い位置に長谷部・山口と並べ、前のほうには原口・香川・本田△と入ります。そして1トップには岡崎。一方、シリアは4-4-2のような布陣でありつつ、前線の岡崎・香川あたりにはベッタリとマークがついてきます。システムでどうこうというよりは、マンマークで「人」を潰そうというところでしょうか。前半6分には原口の裏への抜け出しがスコーンと決まるなど、「人」を放してしまったあとの対応は緩そうです。ここは惜しくもオフサイドになりましたが、そのうち何とかなりそうな感じ。

日本は槙野or吉田が持ち上がる⇒目の前の相手に出す⇒モチャクチャする⇒サイドに展開⇒ドッカンクロスというのが基本的な流れになる模様。シリアはあまり攻撃の時間はありませんが、ゴールキーパーとDFの中間あたりに入れて体当たりでもしていこうということなのか、何度か日本の左サイド深いところを狙ってきます。前半10分には山口のミスからシリアにカウンターのチャンスなども訪れますが、相手もミスのお返しでボールをロストしてくれるなど、「お互い様」という展開がダラダラとつづきます。

↓ヒマなので看板とか見ていると、何故かタケモトピアノがスポンサード中!

シュート撃ってちょうだい♪

みんなまぁるくタケモトピアノー♪

って、サッカー見てる視聴者層にピアノ関係あるんかな!

リラックス感あるスポンサーやで!

↓中継スタッフもリラックスしているのか「宮本恒靖さんはフランスワールドカップに出場」とのご紹介!

いいよ、いいよ!それで!

出てた、出てた!

どっかで出たことだけわかれば十分!

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取り立ててチャンスもピンチもない前半。しかし、ダラーッとした試合にも関わらず、シリア代表は勝手に変調をきたしていきます。前半10分くらいから何やかんやで選手が倒れていく。当初は「時間稼ぎの中東戦法かな?」と思ったものですが、前半27分にゴールキーパーが足をつったとのたうち始めたときには、ほかの選手もちょっと座って休んでいるではありませんか。知能的時間稼ぎと言うよりは、マジもんの時間稼ぎだったのかもしれません。

結局前半は0-0で終了。やや不甲斐ない内容に、解説席の闘莉王さんからは「自分なら大きい声を出して、技術でダメなら気持ちを出そうと檄を飛ばす」という話も飛び出します。これには「気持ち出てくるの、早っ!!」と茶の間もビックリ。しかし、そこに「トゥーの言ったとおり」と同調してくる宮本さん。これには「トゥーって呼んでんだ!!」と茶の間もざわつきます。

ところが、そんな話の流れのあとでピッチに再登場してきたシリア代表は笑顔で談笑する始末。何だかピリピリしてるのコッチだけなんじゃねぇか疑惑さえ持ち上がってきます。まぁ生きるの死ぬのなんてサッカーで言ってる場合じゃないでしょうからね、向こうは。サッカーは戦争などではなく、ただのスポーツ。もっと軽い気持ちでいきたいもの。前半は何も起きなかったけれど、そのうち点入るんじゃないの?くらいのかるーい気持ちで……

↓と思っていたら、後半9分に縦にドーンと蹴ったらスコーンと抜け出してそこにドーンと体当たりされてPKゲット!


あれ、こんなんで先制しちゃっていいの!?

あそこから岡崎が華麗に反転してシュート決めるとかないと思うけど、簡単に体当たりしてくれちゃっていいの!?

体当たり待ちみたいな態勢で撃つ気もなかったっぽいけど、いいの!?

心配するほどの試合じゃなかったな!

PKを蹴る全然前から一歩踏み出すイリーガルなGKの動き。そのくせ、逆を突かれて一歩も動けないという体たらく。先ほどの岡崎への無意味な体当たりと合わせて、「この大一番にこんなしょーもない点をいただけるなんて」という申し訳ない気持ちになる展開で日本が先制してしまいます。

こうなればもう試合は日本のもの。向こうは1点を取らなければ何もないのですから、出てくるしかありません。「1点差以内の勝利ならボーナスポイント1」みたいなシステムでもあれば引きつづき自陣でガチガチ守ったのでしょうが、前に出ないわけにはいきません。そうなれば攻め上がった前線と守っているDFの隙間は広くなり、日本得意の攻撃が勢いを増すのは必然。そこにシリア側の疲労も重なり、日本はやりたい放題の状態になっていきます。

宇佐美投入以降は、中に入ってくる本田△、少し引いたところから組み立てる香川との三角関係で、相手DFをもて遊ぶようなところまで。まわしてはたいてまわして戻してはたいて飛ばしてまた回す。何だかザックJAPANの強かったときみたいな感じで、グルングルンとパスを回して、トドメへのカウントダウンが始まりました!

↓トドメは後半25分、さんざんもて遊んだ末に、前半出ていた香川に代わって後半から投入されたドルトムント香川の見事なクロスで追加点!(2分頃から)


後半から出てきたこの選手すごいな!

このクロスはお手上げや!

↓さらに後半43分、清武のスルーパスから本田△の自滅式折り返しを経て、宇佐美貴史待望のワールドカップ予選ゴール!


よし、宇佐美がワールドカップ予選で点を取った!

「宇佐美が」「公式戦で」「点を取った」!

もうこれ以上の収穫は必要ない!完勝!!

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ハーフタイムシジッチ監督自身は「私のハーフタイムの修正が功を奏した」みたいな自画自賛をしていましたが、コッチ側の問題というよりは、向こう側の問題で試合の主導権をいただいたというのが実際でしょう。この日はシリアの日ではなく、日本の日でした。10回に9回は日本の日でしょうから、そんなに心配するほどのことでもありませんでしたが。さぁ、この大一番を快勝したことで、多少の番狂わせがあっても2次予選の突破は問題ないでしょう。世界一へつづく道、勢いよく進んでいってほしいものですね。絶対にムリなんてことは、絶対にないのですから。

ちょうどいい練習試合を終えて、「強化」本番のイラン戦へ!GOジャパン!