米国ツアー2014-15年シーズン終え、国内の試合に参戦していた石川遼が新シーズン開幕に向け9日(金)出国。成田空港で会見を開き、意気込みを語った。
国内ツアー今季初戦で「ANAオープン」を制した石川遼
 昨シーズンはシードこそ獲得したものの「納得のいかない一年」に。「シードを維持しようとして消極的になっていた。アメリカではフェデックスランキングなど目指すべき数字が明確化されすぎていて、それを見つめすぎていた」。
 「このままじゃ駄目」。そんな気持ちが芽生えたのは7月の『クイックン・ローンズ・ナショナル』3日目に同大会を優勝するリッキー・ファウラー(米国)と最終組で回ったとき。「ファウラーには技術的な差ではない明らかに違う何かがあった」。勝つプレーヤーが持つ“何か”を感じた。
 そして、その“何か”のヒントが『片山晋呉インビテーショナル ネスレ日本マッチプレー選手権 レクサス杯』で堀川未来夢に敗れた時に石川の中で1つ見つかった。「チャレンジするということを愛していきたいし、チャレンジが好きというのが僕の原点だった」。
 翌週からの国内3連戦では攻めに攻めた。ティグラウンドでは果敢にドライバーを握り「1ヤードでも遠くへ」というプロになりたての頃にようにプレーした。「高校生だった頃を思い出した。スコアに捉われすぎずに攻めて、ミスしてもそこからのショットを技術の向上につなげて…何よりも能力で劣っていても気持ちでリカバリーする。それが妙に懐かしかった」。
 そんな攻める気持ちは結果にもつながる。「ANAオープン」で優勝、その他の2試合でも上位争いを演じた。「賞金王を獲ったときでも毎試合優勝を意識できる位置で戦えたことは無かったと思う」。アメリカに渡りさらに身に付けた技術と日本で思い出したチャレンジする気持ちは1つのかたちとなって現れた。
 日本で思い出した攻める気持ちは戦う場所が違っても変わることはない。「今季はこういうゴルフをやっていくという覚悟を持ってやっていきたい。次のシーズンの出場権を獲るのが目標にはなるけれど、落とすことはその程度の怖さと思って積極的にいきたい」。
 また、もう1つ目指すべきものがある。それは“強い選手になる”ということ。「ここ数年は上手くなったという確信はある。だけど強くなったという確信は持てなかった。強くなりたい」。群雄割拠の米ツアーで勝ち上がるには技術だけでは駄目。例えミスショットをしても堂々とした態度でギャラリーに「そんなにミスじゃない」と思わせるような強さを身に付ける必要がある。それは“攻める姿勢”で戦わないと得られないものだ。
 「ゴルフは自分の好きなところに打つスポーツ。カップに入れるのは同じだけど、そこまでの道筋は各選手微妙に違う。あえて別のルートを通るわけじゃないけど、自分が“ココ”と思った方向に行きたい」。それはゴルフ人生と共通すること。今年は信じた道をがむしゃらに突き進んでいく。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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