【アイスクリーム博覧会】ブラックモンブランも炙って登場!? 人気“ご当地アイス”「あいぱく in 鹿児島」レポ

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ゴールデンウィークにラフォーレ原宿で開催された「アイスクリーム博覧会」、通称「あいぱく」。100種類以上のご当地アイスが一同に介したこのイベント、5日間で1万5000人の来場者を集め大人気となりました。

【ギャラリー】鹿児島市人口の1割が集結!? 「あいぱく in 鹿児島」開催!

そのあいぱくが帰ってきました! 第2回目の開催地は、なんと鹿児島です。あいぱく2回目にして、初の西日本開催。今回も100種類以上のご当地アイスを集め、9月15〜20日までJR鹿児島中央駅に隣接するアミュプラザ鹿児島で開催されました。

そこで、その模様をレポートいたします。鹿児島の方々のアイス熱、すごかったんですよ!!

駅直結の好ロケーションで10万人が来場

今回は、JR九州の駅ビル「アミュプラザ鹿児島」の11周年。およびプレミアム館1周年の周年祭「AMU PREMIUM Anniversary」として開催。日本アイスマニア協会理事のアイスマン福留さんが厳選した全国のご当地アイスが100種類以上集結しました。

ロケーションが最高。会場となったアミュ広場は、JR鹿児島中央駅のすぐ隣。しかも屋根付きのオープンスペースということで、誰もが気軽に立ち寄れるようになっています。

しかも、会場からは桜島が見えるんです! 鹿児島にお住まいの方にとっては当たり前の光景かもしれませんが、初めて鹿児島を訪れた僕は、この風景に大感激してしまいました。

6日間合計の来場者数は約10万人、アイスの売り上げ個数は約10万個となりました。鹿児島市の人口はおよそ60万人ですので、約1割の方々が訪れたという計算になります。これはすごい!

入場無料のイベントということもあり、老若男女あらゆる人が訪れ、お目当てのアイスクリームを購入して食べておりました。

平日限定のイベントとして、エントランスにあるオブジェで撮影した写真をInstagramにアップすると、森永乳業のアイス「ピノ」がつかみどりできるというイベントを開催。これも大人気でございました。

今回初出店のご当地アイスクリームをご紹介

前回のあいぱくでは、ほとんどが関東では販売されていないご当地アイスばかりで、初めて見たというものも多かったと思います。

今回は、100種類以上のアイスクリームのうち、約半数が初出店。そのなかから、人気のあったアイスクリームをいくつか紹介しましょう。

ニューヨーク堂 ざぼんアイス

前回のあいぱくで大人気だった長崎カステラアイスのメーカー、ニューヨーク堂のざぼんアイスです。アイスミルクの中に、ざぼん(文旦)の果実が入っています。

文旦はちょっと苦味のある味わいが特長。かなりすっきりとした感じで、さわやかなおいしさです。

ぶらんぼん お米アイス(味噌)

名古屋のメーカー、ぶらんぼんのお米アイス。アイスに棚田米を使っており、アイスの中にお米が入っています。

味噌味ですが、ほんのりと味噌の風味がする感じで、とても上品。お米のやさしい味わいと味噌の風味が、とても和風なテイストです。

白水舎乳業 ソフトクリーム

宮崎県の乳製品メーカーです。牛乳は学校給食にも採用されている、宮崎県では有名なメーカー。今回は移動販売車で連日ソフトクリームを販売してくれました。

ソフトクリームはとてもミルキーで、牧場のソフトクリームのような味わい。ちなみに、コーヒーにこのソフトクリームを浮かべたコーヒーフロートもたいへん美味でございました。

カフェ翼 クレミア

現在全国的に人気となっているクレミア。あいぱくでは、鹿児島県薩摩川内市にあるカフェ翼が出店。

とてもクリーミーで濃厚なアイスクリームに、ラングドシャコーンがマッチしていて、思わずもう1個と言いたくなります。

桔梗屋 桔梗信玄ソフト

前回のあいぱくで大人気だった、山梨県の桔梗屋。今回は山梨県内でしか食べられない桔梗信玄ソフトを出店。

さわやかなソフトクリームに、黒蜜ときなこをかけ、そこに桔梗信玄餅をトッピング。鹿児島のみなさんは信玄餅自体が初体験の方も多く、人気となっていました。

竹下製菓 フローズンモア風ブラックモンブラン焼きマシュマロ

九州では定番のソウルアイス「ブラックモンブラン」に、マシュマロをコーティング。そしてバーナーで炙って食べるという通信販売専門の商品を、土日限定で発売。その場でバーナーで炙ってくれました。

とろとろのマシュマロのなかに、チョコクランチのブラックモンブラン。この組み合わせは最強です。1日限定150個でしたが、50分弱で売り切れてしまいました。


このほかにも、数々のご当地アイスが並んでおりました。全部食べたいけれど、それは無理はお話。会場を訪れた皆さんは、どれを買おうか真剣に悩んでいましたよ!

アイスマン福留さんに直撃。「目指すは全国制覇!!」

最後に、主催者の日本アイスマニア協会代表理事、アイスマン福留さんにお話を伺いました。

--あいぱくを鹿児島で開催してみていかがですか?

開催する前はどうなるのかわかりませんでした。しかし、蓋を開けてみたら東京で開催したときよりも多くの方が来てくださって。鹿児島はアイス好きが多いんですかね。第1回目は全部自分たちでやったんですが、今回はアミュプラザ鹿児島さんが、こんな立地条件のいいところでやらせてくれて、その上テレビCMまでやってくれたりと、クオリティがすごく上がりました。また、森永乳業さん、セイカ食品さん、ドライアイスの日本液炭さんなどのご協力も得られて、感謝しております。

--今後あいぱくの予定は?

ご当地アイスをたくさん扱うということで、地域の町おこし的な意味合いもあるためか、いろいろな地方からやってほしいという声があります。アイスクリームは通信販売で購入することもできますが、ハードルが高い。やっぱり、みんなが会場を歩いて、アイスを選んで食べて。また歩いて。幸せな空間ですよね。これが浸透していったら、あいぱくが来た、行こう! という感じになるのかな。鹿児島でこれだけの人に来ていただいたので、ほかの地域でも今後あいぱくを開催していけるのではと思っています。目指すは全国制覇ですね!

全国のご当地アイスが楽しめるあいぱく。まだ第3回の開催は決まっていませんが、前回と今回の様子を見て、各地からオファーが来ているとか。もしかしたら、次回はあなたの町にあいぱくが来るかもしれませんよ!

そのときは、ぜひ足を運んでみてください。普段は食べられないアイスがずらりと並んで、あなたをお迎えしてくれることでしょう!!